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イチローが米野球殿堂入り表彰式典で語った“唯一の日本語” 深い敬意に米感動「MLBでの道を切り開いたことに感謝」

THE DIGEST編集部

2025.07.28

イチロー氏は米野球殿堂入り式典で英語スピーチを披露した。(C) Getty Images

イチロー氏は米野球殿堂入り式典で英語スピーチを披露した。(C) Getty Images

 先輩メジャーリーガーへの敬意が込められた。

 現地7月27日(日本時間28日)、米ニューヨーク州クーパーズタウンで米野球殿堂入りの表彰式典が行なわれ、アジア人選手として初めて殿堂入りを果たしたイチロー(シアトル・マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)氏が出席。英語で19分のスピーチを披露し、会場から喝采を浴びた。

【動画】イチローが19分の英語スピーチで唯一の日本語だった場面(45秒~)

 雨のため約1時間ほど遅れて始まった式典にはマリナーズの伝説左腕ランディ・ジョンソン氏、松井秀喜氏が在籍したニューヨーク・ヤンキースで主将を務めたデレク・ジーター氏などメジャーを代表する多くのレジェンドたちが顔を揃え、イチロー氏は一番最後に紹介された。

 イチロー氏は紺のスーツに青のネクタイを着用して登壇。その姿に観客からひと際大きな拍手と歓声が上がり、妻の弓子さんは夫の晴れ姿を静かに見守る姿があった。

 19分に渡る英語スピーチの中で、イチロー氏が唯一日本語で話した場面があった。今から30年前の1995年、“トルネード投法”で全米から注目された野茂英雄氏だった。

 近鉄バファローズからロサンゼルス・ドジャースに入団した野茂氏は150キロを超える直球と鋭く落ちるフォークを武器にメジャーの強打者から次々と三振の山を築き、メジャー1年目で球宴に初出場。日本人初の新人王を獲得した。ノーヒットノーランを2回達成するなど輝かしい実績を残し、メジャー通算123勝を積み上げた。
 
 野茂氏の活躍を受け、翌年から多くの日本人選手がメジャーリーグに挑戦するきっかけとなった。日本人メジャーのパイオニア的存在となった同氏にイチロー氏は「野茂さん、ありがとうございました」と、ハッキリ一言だけ日本語で語った。

 この場面にはMLBも早速反応。公式Xに切り取られた該当シーンの文面には「イチローはヒデオ・ノモがMLBでの道を切り開いたことに感謝している」と記された。 

 まっすぐ視線を前に向けて野茂氏へ感謝を述べたイチロー氏。その深いリスペクトはMLBにも伝わったようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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