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プロ野球

【現役スター名場面5選:坂本勇人】日本最強の遊撃手は日本シリーズや代表戦とあらゆる場面で大活躍!

新井裕貴(SLUGGER編集部)

2020.05.16

令和プロ野球第1号を放つあたり、やはり坂本は“持っている”!<br />
 写真●朝日新聞社

令和プロ野球第1号を放つあたり、やはり坂本は“持っている”!
 写真●朝日新聞社

2位 史上2番目のスピード記録で通算1500安打達成
(2017年7月9日・阪神戦/甲子園)

 16年に.344の高打率で首位打者を獲得した坂本は、翌17年も開幕から安打を量産した。7月9日の阪神戦、9回にドリスからレフト前に運んで通算1500安打に到達。28歳6ヵ月での達成は、榎本喜八(27歳9ヵ月)に次ぐスピード記録だった。この偉業は、坂本のヒットメーカーとしての才能だけでなく、「ずば抜けた頑強さ」も示している。

 プロ2年目を皮切りに、計7回も全試合出場を達成。しかもその間、ポストシーズンに10度出場、WBCとプレミア12の代表に2度ずつ招集されている。大きな故障なく試合に出続け、そして結果を残し続けたからこそ達成できたマイルストーンだった。それだけに、今季開幕が遅れたことで史上最年少での2000本安打到達が事実上、不可能になってしまったのは残念でならない。
 
1位 千両役者の面目躍如! 狙って打った“令和第1号アーチ”
(2019年5月1日・中日戦/東京ドーム)

「打つべくして打った選手」。原辰徳監督が感慨深げに語ったのも納得だろう。新元号に変わって最初の試合となった中日戦で、初回に「令和初安打」を放った坂本は、2回の第2打席で山井大介からプロ野球“令和第1号”のホームランを左翼スタンドへ叩き込んだ。時刻は14時30分。試合開始時間が他のカードより早かったという好条件もあったとはいえ、こういうところで記録に名を残す一打を放つあたりがいかにも坂本らしい。しかも「平成から令和になって第1号を打てたらいいなと思っていた」というから心憎い。

“平成第1号ホームラン”を記録した原監督の目の前で放ったことも、巨人ファンの間では長く語り継がれることだろう。この年、坂本は遊撃手では史上2人目の年間40本塁打をクリアし、リーグ優勝に大きく貢献。初のMVPを受賞した。

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構成●SLUGGER編集部
 
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