これは開幕第2節に西武との6連戦を控えているのを睨んでのことだろう。
いつものシーズンにはない同一カード6連戦はCSでの戦いに似ている。ソフトバンクは、この2年、CSファイナルステージで西武を圧倒している、その戦いの中でキーになってきたのは、第2先発の存在だった。西武の強力打線を封じ込めるのは容易ではない。一気に畳みかけてくる怖さを持っているから、目先を変える必要がある。そこで効果を発揮したのが第2先発だった。
6連戦の戦いには、意外に知られていない難しさがあるという。
西武の栗山巧が昨季、CSファイナルステージで勢いのままにやられてしまうことについて、シーズンとの違いをこう語っていた。
「普段って3連戦じゃないっすか。あれって、いい意味でも悪い意味でも3試合で流れがぷつっと切れるんですよね。いい調子が止められてしまうこともあれば、悪い流れを切ってくれることもある。CSファイナルが難しいのは、勢いに乗られてしまうと流れを切る難しさがある」
おそらく、ソフトバンクの工藤公康監督は、目下のライバルになるであろう西武との最初の6連戦をCSファイナルと同じ気持ちで臨むのではないか。
一方、セ・リーグは中日がダークホース的な役割を担う気がする。
今の中日は、かつてのドラゴンズと新星ドラゴンズが融合しようとしている雰囲気が漂う。
かつてのドラゴンズは充実した投手陣を前面に押し出し、少ない得点で僅差の試合をものにできる強さがあった。
今季は投手陣、特にローテーションの陣容にポジティブな兆しが見える。昨年、ノーヒッターを達成したエースの大野雄大を先頭に、11勝を挙げた柳裕也、3年目の山本拓実、2年目の梅津晃大とすらすらメンバーが出てくる。もちろん、山本と梅津は未知数な部分も大きいが、オープン戦を見る限りは安定したピッチングを見せていた。
山本は練習試合最終登板となった13日のDeNA戦で5回をパーフェクトに抑えるピッチング。すると翌日、梅津が同じくDeNA戦で5者連続三振を奪ってみせた。2人が開花すれば、久々に強力なピッチングスタッフが出来上がりそうだ。
いつものシーズンにはない同一カード6連戦はCSでの戦いに似ている。ソフトバンクは、この2年、CSファイナルステージで西武を圧倒している、その戦いの中でキーになってきたのは、第2先発の存在だった。西武の強力打線を封じ込めるのは容易ではない。一気に畳みかけてくる怖さを持っているから、目先を変える必要がある。そこで効果を発揮したのが第2先発だった。
6連戦の戦いには、意外に知られていない難しさがあるという。
西武の栗山巧が昨季、CSファイナルステージで勢いのままにやられてしまうことについて、シーズンとの違いをこう語っていた。
「普段って3連戦じゃないっすか。あれって、いい意味でも悪い意味でも3試合で流れがぷつっと切れるんですよね。いい調子が止められてしまうこともあれば、悪い流れを切ってくれることもある。CSファイナルが難しいのは、勢いに乗られてしまうと流れを切る難しさがある」
おそらく、ソフトバンクの工藤公康監督は、目下のライバルになるであろう西武との最初の6連戦をCSファイナルと同じ気持ちで臨むのではないか。
一方、セ・リーグは中日がダークホース的な役割を担う気がする。
今の中日は、かつてのドラゴンズと新星ドラゴンズが融合しようとしている雰囲気が漂う。
かつてのドラゴンズは充実した投手陣を前面に押し出し、少ない得点で僅差の試合をものにできる強さがあった。
今季は投手陣、特にローテーションの陣容にポジティブな兆しが見える。昨年、ノーヒッターを達成したエースの大野雄大を先頭に、11勝を挙げた柳裕也、3年目の山本拓実、2年目の梅津晃大とすらすらメンバーが出てくる。もちろん、山本と梅津は未知数な部分も大きいが、オープン戦を見る限りは安定したピッチングを見せていた。
山本は練習試合最終登板となった13日のDeNA戦で5回をパーフェクトに抑えるピッチング。すると翌日、梅津が同じくDeNA戦で5者連続三振を奪ってみせた。2人が開花すれば、久々に強力なピッチングスタッフが出来上がりそうだ。