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プロ野球

西尾典文が選ぶ2020年ドラフトの「意外な指名」5選。サプライズ1位の“おかわり君2世”、完全ノーマークの27歳右腕がまさか⁉

西尾典文

2020.10.27

▼阿部翔太(オリックス6位/投手/日本生命)
 140キロ台中盤の速球をコントロール良く投げ込む先発タイプの投手だが、すでに社会人5年目の27歳。3年前の2017年の都市対抗予選では、住友金属広畑を相手に延長10回を5安打1失点12奪三振の快投を見せて注目されていたが、まさかの指名漏れ。その後はドラフト候補とは見なされていなかったはずが、オリックスがまさかの指名を敢行した。年齢相応のピッチングをするため即戦力度は高く、試合を作る能力にも定評がある。
 
▼佐藤蓮(阪神3位/投手/上武大)
 188センチ、102キロの恵まれた体格から威力のある速球を投げ込む右腕。8月にはロッテ二軍との練習試合で155キロを計時したことから注目を集めていたが、実は右ヒジの故障もあって大学3年までは1試合も投げていなかった。にもかかわらず、上位候補と言われていた同じ上武大の捕手・古川裕大(日本ハム3位)よりも先に指名された。2位の伊藤とは逆に完全な素材型で伸びしろはあり、将来性を買っての指名とみられる。

文●西尾典文

【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる。ドラフト、アマチュア野球情報サイト「プロアマ野球研究所(PABBlab)」を2019年8月にリリースして多くの選手やデータを発信している。

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