☆シリーズも経験したスライダーピッチャー
東海大相模高で中日に入団した小笠原慎之介と二枚エースとして甲子園優勝を経験し、オリックスに入団。20年には35試合に登板とブルペンでチームに貢献した吉田凌は、翌年には日本シリーズで5試合に登板するなど存在感を示した。今年も二軍では成績を残し、一軍でも19試合に登板したが、残念ながら戦力外通告を受けた。
この日は2番目に登場し、先頭打者となった元同僚・釣寿生を見逃し三振で勢いに乗ると、続く東海大相模高の先輩でもある元DeNAの田中俊太からも空振り三振と猛アピール。しかし3人目の元中日の伊藤康祐にはフルカウントから四球を許した。パーフェクトピッチングとはならなかったが、代名詞の曲がり大きなスライダーは大きなインパクトを残した。
登板後は「しっかりと三振取れたので良かったと思いますし、スライダーと真っ直ぐで三振取れたのも良かったと思います」と第一声。先輩の田中俊太との対決には「表を見て正直まじかと思ったので、先輩なのでどうしようかと思ったんですけど、ここは精一杯腕振って、先輩の胸借りるつもりで投げたんで、結果的にも良かったんで嬉しかったです。初球スライダーでストライク取れた次にインコースで三振取るのを理想としてたので、本当に良かったなと思います」と胸を張った。
今シーズンは「2軍ではある程度年間通して投げられましたし、成績もある程度出せました」と自己評価したが「やっぱり1軍のピッチャーは球の速いピッチャーもたくさんいますし、落ちる球持っているピッチャーもたくさんいるので、そこに台頭していくのがなかなか…僕自身も150キロを常時投げられるわけではないので、そこが一番きつかったかなと思いますね」と一軍との壁を実感したと告白した。
しかし自慢のスライダーには「それでプロになれたと思ってますし、それでプロの世界でもやってきたので、どうしてもそこだけは譲れないところはあった。今日はどうしてもどんな結果になろうともそこをまず一番に見てもらいたかったので、その中でインコースも使えたので良かったかなと思います」と自信を深めていた。
“まだ、やれる"その想いを胸に鎌ケ谷で奮闘した“元プロ野球選手"たち。もう一度輝く場所へ戻れることを、本人もファンたちも信じている。
取材・文●萩原孝弘
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この日は2番目に登場し、先頭打者となった元同僚・釣寿生を見逃し三振で勢いに乗ると、続く東海大相模高の先輩でもある元DeNAの田中俊太からも空振り三振と猛アピール。しかし3人目の元中日の伊藤康祐にはフルカウントから四球を許した。パーフェクトピッチングとはならなかったが、代名詞の曲がり大きなスライダーは大きなインパクトを残した。
登板後は「しっかりと三振取れたので良かったと思いますし、スライダーと真っ直ぐで三振取れたのも良かったと思います」と第一声。先輩の田中俊太との対決には「表を見て正直まじかと思ったので、先輩なのでどうしようかと思ったんですけど、ここは精一杯腕振って、先輩の胸借りるつもりで投げたんで、結果的にも良かったんで嬉しかったです。初球スライダーでストライク取れた次にインコースで三振取るのを理想としてたので、本当に良かったなと思います」と胸を張った。
今シーズンは「2軍ではある程度年間通して投げられましたし、成績もある程度出せました」と自己評価したが「やっぱり1軍のピッチャーは球の速いピッチャーもたくさんいますし、落ちる球持っているピッチャーもたくさんいるので、そこに台頭していくのがなかなか…僕自身も150キロを常時投げられるわけではないので、そこが一番きつかったかなと思いますね」と一軍との壁を実感したと告白した。
しかし自慢のスライダーには「それでプロになれたと思ってますし、それでプロの世界でもやってきたので、どうしてもそこだけは譲れないところはあった。今日はどうしてもどんな結果になろうともそこをまず一番に見てもらいたかったので、その中でインコースも使えたので良かったかなと思います」と自信を深めていた。
“まだ、やれる"その想いを胸に鎌ケ谷で奮闘した“元プロ野球選手"たち。もう一度輝く場所へ戻れることを、本人もファンたちも信じている。
取材・文●萩原孝弘
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