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MLB

「稀有な存在に変わった」メジャー123年間で2人目の偉業を達成したカブス今永昇太に地元メディア絶賛止まず!「口笛と歓声が興奮を物語る」

THE DIGEST編集部

2024.04.03

6回を投げ終えた今永はベンチでチームメイトから労いの言葉をかけられた。(C)Getty Images

6回を投げ終えた今永はベンチでチームメイトから労いの言葉をかけられた。(C)Getty Images

 別紙『Chicago Sun-Times』は、今永がマウンド上で叫んだ渾身のシーンを記事写真で使用。「6回表、左腕のショウタ・イマナガがマウンドに足を踏み入れた瞬間、スタンドのカブスファンは総立ちになった。口笛と歓声がその興奮を物語っていた」と、この日のヒーローを称えた。

 本拠地開幕戦を白星スタートで切ったクレイグ・カウンセル監督は「イマナガが今まで、大事な場面で投げてきた選手であることは間違いない。素晴らしい経験を積んできた選手であることが、今日明らかになったね」と、6回まで完璧にゲームを作った左腕のスキルに脱帽。「すぐ試合に入り込んで、闘争心を持って投げていた。彼の調整能力は一流だ」と褒めちぎった。

 指揮官の言葉を受けて記事を執筆したマディ・リー記者は、「大事な場面といえば、イマナガは昨年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)決勝で、侍ジャパンの先発として米国と対戦した。そして、ロッキーズ戦の先発は彼のキャリアの新しい章を開いた。メジャーデビューで輝かしい成績を収めたのだ」と鮮やかなパフォーマンスを振り返った。
 
 今永は試合後、最後の打者を打ち取った場面について「最後の三振は、独特の雰囲気だった。球速はベストではなかったかもしれないが、ファンの声援を受けて、あの三振を取ることができました」とホームに駆け付けた観客の声援に感謝を述べ、次戦の意気込みを示した。

 地元シカゴ・メディアやファンのハートをガッチリ掴む強烈なインパクトを残した今永。次戦の先発は現地4月7日のロサンゼルス・ドジャース戦が予定されており、大谷翔平との日本人対決が期待されている。

構成●THE DIGEST編集部

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