専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
プロ野球

【パ・リーグ新助っ人チェック】ジョーンズは今オフ最大のインパクト。ムーアはかつての輝きを取り戻せるか

藤原彬

2020.01.11

■日本ハム
バーヘイゲン(投手/29歳/タイガース)

 2m近い長身から球威のあるボールを投げ下ろすバーヘイゲンは救援投手だが、昨季は最長5回のロングリリーフをこなし、谷間とマイナーで計15先発も担った。ちなみにオリックスへ加入したジョーンズには通算5打数4安打で2本塁打、2二塁打を浴びている。天敵と言っていいだろう。
 
■オリックス
ヒギンス(投手/28歳/パドレス3A)
ロドリゲス(内野手/28歳/パドレス3A)
ジョーンズ(外野手/34歳/ダイヤモンドバックス)

 ジョーンズ獲得は、このオフ最大のインパクトとなった。34歳で近年は衰え傾向だが、昨季は打率.260、16本塁打、OPS.728とレギュラークラスの打撃成績を維持。メジャー通算282本塁打を放ち、オールスターに5度選ばれるなど実績抜群だ。ゴールドグラブを4回獲得したセンターの守備に賛否両論はあるが、チームとして著しく打力に弱点を抱えたポジションは大きく改善されそう。リーダーシップも備えて話題性もある。出来高を含めて2年総額10億円超えの大型契約は、リーグ最下位からの巻き返しに向けたチームの強い意気込みだ。

 パワフルなスウィングが印象的なロドリゲスは、昨季3Aでの75試合で19本塁打を放ち打率.321を残した。内野の両コーナーを守れる点はチーム事情に合致するが、特に失策が多い三塁はマイナー通算で守備率9割を切る。

 昨年もロドリゲスとチームメイトだったヒギンスは、チェンジアップで打者のタイミングをうまく外す。ただ、球種が少ないせいか、昨季は四球(13)以上の本塁打(14)を浴びた。

文●藤原彬
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『スラッガー』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。

【PHOTO】艶やかに球場を彩るMLBの「美女チアリーダーズ」!
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号