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プロ野球

【DeNA】 “男・村田”の第2章! コーチで14年ぶりの横浜帰還、厳しさと柔らかさを備えた人間力の大きさに期待の声

萩原孝弘

2024.11.25

チーム内でも信頼が厚い村田コーチ。厳しさと柔らかさを兼備したコーチングに期待の声は多い。写真:萩原孝弘

チーム内でも信頼が厚い村田コーチ。厳しさと柔らかさを兼備したコーチングに期待の声は多い。写真:萩原孝弘

☆あふれる期待の声

 巨人で栄冠を掴み、独立リーグも経験。その後2球団のコーチを歴任し、満を持してのベイスターズ復帰。三浦監督も「ベイスターズと書かれたユニホームに袖を通して、またこのコーチとしてチームのために頑張ってもらいたいと思います。バッティングだけじゃなく、野手を育てるっていう意味でね。選手たちにいいアプローチをしてもらいたいなと思ってます」と期待。鈴木尚典打撃コーチも「心強いです。同じ打撃コーチとして、右バッターと左バッターの違いもあるし、彼もやっぱり一流選手だし、色々僕も話聞いてみたいですね。楽しみです」と共闘を心待ちにしていた。
 
 村田からキャプテンの座と背番号25番を引き継ぐ形となった筒香嘉智も「横浜スタジアムによく行っていた高校の時から憧れの方でした。実際プロに入って色々教えていただいたのも村田さんでしたし、僕がアメリカ行っても、違うチームへ行っても、すぐに連絡いただいて、いろんな意見をお聞きしてたので。村田さんと一緒にやれるってことはほんと嬉しいですし、ベイスターズにとってもすごくいいと思います」と笑顔をみせる。

 2年目の飛躍を目指す度会隆輝も「本当にすごくビッグな方なので。自分もずっと選手として見ていた方なので、尊敬することしかないです」と目を輝かせ、「その中ですごく優しく気さくに話しかけていただいて。『俺のことシュウさんって呼んでいいよ』って優しい感じで言ってくださって。とても助かっていてすごく嬉しいです。来シーズンずっとお世話になると思うので、どんどん自分のパフォーマンスに活かしていけるように、いろんなアドバイスを聞けたらなと思います」と若手には柔らかく接している一面も垣間見えた。

「キツいことができないと、リーグ優勝っていうのはなかなかできない。みんなが目指しているところなんでね」と言い切りながらも、フレンドリーさも兼ね備える姿は、まるでメリハリの付いた現役時代のバッティングを彷彿させる。

 日本一を勝ち取りながら、リーグ戦は3位に終わった昨シーズン。目標のペナント奪取と、自らも横浜時代に果たせなかった美酒を浴びるため『横浜の男・村田』の第2章の幕はいま、開かれた。

取材・文●萩原孝弘
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