☆寄り添う指導
横浜時代は球団から期待をかけられているプロスペクトを育成することが最重要課題。しかし「プロの世界に入ってきている以上、みんな当然ポテンシャルは高いんですよ。でもうまく行っていない子とか、伸び悩んでいる子にも目が行っちゃうんですよね」と下位指名で入団してきた選手のアシストも惜しまなかった。
23年度ドラフト6位指名の井上絢登には「結構足上げてヘッドも入れて、僕の現役時代と同じような打ち方なんですよ。だから悪くなる要素も似ているので、チェックポイントも一緒なので、わかりあえた部分はありますね」と目をかけた。井上も「調子が悪くなると、バットの軌道が悪くなったり、身体が開いたりとかがあるんです。そんなときにゾノさんにボールを投げてもらって、しっかりセンターに入れるようにやってもらったりしてました」と丁寧な指導で、ルーキーながらファームで打率3割超え、ホームラン8の結果を残した一因だと頭を垂れる。
また21年のドラフト6位指名の梶原昂希にも「ファームの試合の後とかに、こっちから声をかけて練習しましたね」と気になる存在だったと明かす。梶原も「ほらやるぞって感じで、そんなに長時間ではなく短い時間で試合後にやってましたね。すごく親身になって面倒見てもらいましたよ」と感謝する。
昨年は開幕後に一度ファームに落ちた際も「そこでもゾノさんとマンツーマンでバッティング練習を引っ張ってもらいました」とキーポイントになったと力説。具体的には「試合後に一回スイングの軌道をリセットすることを教えて頂いて。強化やスキルアップのためにティーバッティングをするというよりは、ゲームで崩れたところを試合後にリセットして、自分のスイングを戻していく作業をしました。あの期間は大きかったですね」とブレイクスルーにつながったと微笑んだ。
☆楽天の下園辰哉として
新天地となる仙台の地。「伝統なんでしょうか、いい意味で昭和っぽく、みんなすごく練習していますしね」と個人やデータを重んじるDeNAスタイルとの違いも感じ取った。その上で「本当に鍛え甲斐のある若手選手が山ほどいるんですよ。練習をやっている裏付けもある。もっと自信を持って試合に臨んでほしいですね」と先を見据え、腕を撫す。
現役時代は『ゾノアイ』と言われる選球眼を武器とした下園辰哉。コーチの今は選球眼から観察眼に武器を変え、昨年ファーム日本一の一端を担った。ハマで培ったノウハウを胸に、杜の都へ辿り着いた勝負師は、熱いハートで若き犬鷲軍団に寄り添い、鍛え上げる。
取材・文●萩原孝弘
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23年度ドラフト6位指名の井上絢登には「結構足上げてヘッドも入れて、僕の現役時代と同じような打ち方なんですよ。だから悪くなる要素も似ているので、チェックポイントも一緒なので、わかりあえた部分はありますね」と目をかけた。井上も「調子が悪くなると、バットの軌道が悪くなったり、身体が開いたりとかがあるんです。そんなときにゾノさんにボールを投げてもらって、しっかりセンターに入れるようにやってもらったりしてました」と丁寧な指導で、ルーキーながらファームで打率3割超え、ホームラン8の結果を残した一因だと頭を垂れる。
また21年のドラフト6位指名の梶原昂希にも「ファームの試合の後とかに、こっちから声をかけて練習しましたね」と気になる存在だったと明かす。梶原も「ほらやるぞって感じで、そんなに長時間ではなく短い時間で試合後にやってましたね。すごく親身になって面倒見てもらいましたよ」と感謝する。
昨年は開幕後に一度ファームに落ちた際も「そこでもゾノさんとマンツーマンでバッティング練習を引っ張ってもらいました」とキーポイントになったと力説。具体的には「試合後に一回スイングの軌道をリセットすることを教えて頂いて。強化やスキルアップのためにティーバッティングをするというよりは、ゲームで崩れたところを試合後にリセットして、自分のスイングを戻していく作業をしました。あの期間は大きかったですね」とブレイクスルーにつながったと微笑んだ。
☆楽天の下園辰哉として
新天地となる仙台の地。「伝統なんでしょうか、いい意味で昭和っぽく、みんなすごく練習していますしね」と個人やデータを重んじるDeNAスタイルとの違いも感じ取った。その上で「本当に鍛え甲斐のある若手選手が山ほどいるんですよ。練習をやっている裏付けもある。もっと自信を持って試合に臨んでほしいですね」と先を見据え、腕を撫す。
現役時代は『ゾノアイ』と言われる選球眼を武器とした下園辰哉。コーチの今は選球眼から観察眼に武器を変え、昨年ファーム日本一の一端を担った。ハマで培ったノウハウを胸に、杜の都へ辿り着いた勝負師は、熱いハートで若き犬鷲軍団に寄り添い、鍛え上げる。
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