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NBA

“スペシャルモデル”を夢の祭典でお披露目した八村塁。22歳を機にアップデートされた新ロゴのグッズ発売はあるか?

秋山裕之

2020.02.19

八村は左のシュータンにオリジナルのロゴが入ったスペシャルモデルでライジングスターズに出場した。(C)Getty Images

八村は左のシュータンにオリジナルのロゴが入ったスペシャルモデルでライジングスターズに出場した。(C)Getty Images

 今年のオールスターウィークエンド初日、2月14日(日本時間15日、日付は以下同)に行なわれたライジングスターズ・チャレンジは、NBAキャリア1、2年目の若手有望株による競演となった。

 このエキシビジョンゲームに、アメリカ出身選手たちで構成されるチームUSA、外国籍出身選手たちによって構成されるチームWORLDからそれぞれ10名、計20名が出場。ケガで出場辞退となったウェンデル・カーターJr.(シカゴ・ブルズ)を含めると、21選手がシカゴのユナイテッド・センターに集結した。

 スニーカーサイトの『Sole Collector』に掲載された、ライジングスターズに選出された選手たちが着用したシューズ一覧を見てみると、ジョーダンブランドの新作「Air Jordan 34」を着用していたのはルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)、デボンテ・グラハム(シャーロット・ホーネッツ)、八村塁とモリッツ・ヴァグナー(ともにワシントン・ウィザーズ)、ザイオン・ウィリアムソン(ニューオリンズ・ペリカンズ)の5人。

 そのほかでは、1月末に逝去したコビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)のモデルや、ポール・ジョージ(ロサンゼルス・クリッパーズ)、カイリー・アービング、ケビン・デュラント(ともにネッツ)、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)のモデルで夢の祭典に臨んだ。

 ここまで挙げたのはナイキあるいはジョーダンブランドで、他ではアディダス、プーマのモデルを着用していた選手もいたのだが、ジョーダンブランドの契約選手であるザイオンと八村(ヴァグナーは八村のチームメイトのため除外)は「Air Jordan 34 SE」、つまりスペシャルエディションという“特別扱い”を受けていた。
 
 ザイオンは“Cement”と名付けられたモデルを着用しており、八村のものにはオリジナルのロゴが入っていた。通常、シュータンにはいずれもジョーダンブランドのロゴマークであるジャンプマンマークが入るのだが、八村の左足シュータンには、22歳の誕生日を機に自らが“Black Samurai”とネーミングした“八”の字に剣が入った新ロゴがインパクトを放っていた。

 この新ロゴは、八村のツイッターとインスタグラムにも使われているばかりか、オールスター期間中に着用していたジョーダンブランドのウェアの胸元にもブランドロゴと一緒に入っていた。

 昨年11月、ジョーダンブランドのフットウェア部門でヴァイスプレジデントを務めるジェントリー・ハンフリー氏が八村について「彼は新たなレベルへと引き上げてくれるだろう。彼は我々を補足し、完全なものにしてくれる存在。そして今後はこのブランドのビジネスにおける国際化を成長させる手助けになるだろう」と『ESPN』へ語っていたとおり、これまでにない存在感を見せつけている。

 八村にはルーキーシーズンからプレーオフを経験できるチャンスがあるばかりか、今夏には東京オリンピックという最高の舞台が待ち受けている。今年中に、八村の新ロゴをあしらったシューズやウェアが一般向けに発売されたとしても、決しておかしくはないだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)

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