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NBA

「自分も気にしていなかった」カリーがモラントら“次世代のリーグの顔”にエール「自然となっていくもの」<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2025.11.02

カリー(左)がモラント(右上)やエドワーズ(右下)ら、次世代のリーグの顔にエールを送った。(C)Getty Images

カリー(左)がモラント(右上)やエドワーズ(右下)ら、次世代のリーグの顔にエールを送った。(C)Getty Images

 今年12月で41歳を迎える”キング”ことレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)は坐骨神経痛により開幕から欠場しているが、今季でNBA史上最長となるキャリア23年目を迎える。そのレブロンと過去に何度もNBAファイナルで火花を散らした37歳のステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は、17シーズン目に突入した。

 長年にわたってNBAを牽引してきた両巨頭の引退が近づいてきた昨今、『次世代のNBAの顔となるのは?』という記事をよく目にするようになった。

 こうした話題によく名前を挙げられる1人が、メンフィス・グリズリーズのジャ・モラントだ。

 2019年のドラフトでグリズリーズから全体2位指名を受けてデビューすると、1年目から平均17.8点、7.3アシストの活躍で見事新人王に輝き、3年目の22年には早くもオールスターに出場した。

 拳銃を手にした映像をSNSに投稿したことによる出場停止処分や、右肩のケガによる長期離脱などもあったが、迫力満点のダンクや抜群のアジリティなど、卓越した身体能力から繰り出すプレーはスター性十分だ。

 ただ、モラント自身は次世代のNBAを象徴する存在と言われることについて、「そういう話を耳にすることはあるけれど、自分自身は意識していない」と『The Athletic』に語っている。
 
「それに伴う責任は大きい。俺はただひたすらバスケットボールが大好きという気持ちでプレーしているのであって、NBAの顔になるためではないんだ。実際、そういった話はよく耳にする。

 でもそのことにプレッシャーを感じたりはしていない。ただコートに出て、自分のプレーをするだけだ。そうやって俺がただプレーしていることで、そうした話題に名前が挙がっているんだろうけれどね。人にはそれぞれの意見がある。でも自分では意識はしていないよ」

 一方で、こうした“NBAの顔”という立場は、意識してなるものではなく自然と形づくられると語るのがカリーだ。

「そういうのは自然になっていくものなんだ。自分もまったく気にしていなかった。成長過程にあった時にそんな話は一切なかったしね。それがファイナルに進出するようになって初めて、話題が出るようになったんだ」

 カリーは、モラントを筆頭に、アンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)、ルカ・ドンチッチ(レイカーズ)、ヴィクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)、シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)らの名前を挙げ、次のように続けた。

「誰であったとしても、このスポーツの素晴らしい大使となるようなエネルギーが生まれることを願っている」
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