最終第７戦に及ぶ死闘となった今年のMLBワールドシリーズ。ロサンゼルス・ドジャースの球団史上初、今世紀初の連覇に、競技の枠を超えてバスケットボール界からも賞賛の声が相次いだ。

　運命の“ゲーム７”を、多くのNBA選手たちも固唾を呑んで見守っていたようだ。

　ドジャースとともにロサンゼルスの街を代表するNBAの名門レイカーズは、優勝決定直後に公式Xでレイカーズのキャップを被った大谷翔平らの写真をアップして祝福。さらに大谷が登板したシリーズ第４戦を実際に現地観戦したレブロン・ジェームズは、第７戦の試合中に３度Xを更新した。

　まず９回表、ミゲル・ロハスが起死回生の同点ホームランを打ったタイミングで「WOW!!!!!!」と投稿すると、試合終了直後には「The 2 best words in sports. GAME SEVEN!!!! Wow what a game!!!（スポーツ界で最高の２ワード。ゲーム７!!!!なんて試合だ!!!）」、「おめでとうドジャース!!!!」と興奮のままに綴った。

　今季はケガで開幕から出遅れているレブロンに代わって、チームを牽引するエースのルカ・ドンチッチも「なんて試合だ!! ワオ、おめでとうドジャース」とポスト。この２枚看板の投稿には、「今度は君たちの番だ」「レイカーズにも優勝リングを」といった現地ファンからのコメントであふれた。
  　ドジャースの偉業を祝福したのは現役選手だけではない。

　1980年代にレイカーズで３度の優勝に貢献し、連覇を達成した88年はファイナルMVPにも輝いたジェームズ・ウォージーは、シリーズMVPに輝いた山本由伸が映るテレビ画面の前で、「バックトゥバック！（連覇だ！）」と連呼した動画をアップして喜びを表現。

　2009、10年の連覇時の主力であるパウ・ガソルも「信じられないワールドシリーズ!! ドジャース連覇おめでとう!!」と投稿した。

　そのほか、ロサンゼルス・クリッパーズのジェームズ・ハーデンとクリス・ポールも、Xで祝福のコメントを残している。

　LA球団以外にも、2022－23シーズンのMVPに輝いたフィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビードは「ゲームオーバー!!! ヤマモト」の文言に続いて、史上最高の“GOAT（Greatest Of All Time）”を意味するヤギの絵文字を添えてシリーズ３勝をあげた山本の熱投を称えていた。

構成●ダンクシュート編集部

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