NBAの新シーズン開幕から約3週間。長い戦いの幕開けと同時に、連日激闘が繰り広げられている。
『THE DIGEST』では、開幕の前から今季注目の記録を項目別に紹介してきた。これまで公開したポジション別得点ランキング、アシストランキング、3ポイントランキングに続き、今回はポジション別のトリプルダブル記録。SF(スモールフォワード)編をお届けしよう。
※ポジションは、選手のキャリアにおける主要ポジションで振り分け。記録はすべてレギュラーシーズン(現地11月10日時点)のもの
■SF通算トリプルダブル数TOP10
※カッコ内はリーグ全体の順位。*付きは現役
1位(5):レブロン・ジェームズ*/122回
2位(11):ラリー・バード/59回
3位(18):ジョン・ハブリチェック/31回
4位(19):グラント・ヒル/29回
5位(21):エルジン・ベイラー/26回
6位(33):ジミー・バトラー三世*/19回
7位(35):ケビン・デュラント*/18回
8位(38):スコッティ・ピッペン/17回
9位(50):ビリー・カニングハム/14回
10位(69):ニコラ・バトゥーム*/9回
10位(69):アンドレ・イグダーラ/9回
10位(69):ポール・ピアース/9回
SFのトリプルダブル(TD)ランキングには名だたるオールラウンダーが並ぶが、各年代のトップ選手とて、得点とリバウンド、アシストの3部門で2桁の数字を残すことは簡単ではない。
そのなかでも1970年代はハブリチェック、80年代はバードと、名門ボストン・セルティックスで一時代を築いた2人が上位に。ハブリチェックはキャリア中期の70~72年に3シーズン連続で8度のTDを記録している。
“史上最高のSF”の1人に挙げられるバードは、3年連続でリーグMVPに輝いた84~86年に計25回を稼ぎ、この期間は盟友でありライバルのマジック・ジョンソン(26回/キャリア通算138回)と肩を並べた。
さらに晩年の89-90シーズンにも平均24.3点、9.5リバウンド、7.5アシストをマークして自己最多タイとなる10度のTDを記録するなど、身体能力の不足を補って余りある卓越したバスケットボールIQを武器に、引退時点では歴代4位の59回を積み上げた。
90年代の代表格はマイケル・ジョーダンの相棒ピッペンだが、その名手をキャリア初期の短期間で抜き去ったのが、94年にNBA入りしたヒルだ。
“ネクスト・ジョーダン”とも呼ばれた俊才は、最初の5年間でそのジョーダンを1回上回る29回のTDを記録。度重なるケガにより残りの14年間では一度も達成できなかったが、持ち前の万能性を発揮し、息の長いキャリアを送った。
PG編でも紹介したが、1992~2014年の間にシーズン2桁のTDをマークしたのは、リーグ全体でヒルと、ドラフト同期のジェイソン・キッドの2人だけだ。
そして2000年代に入ると、頭脳と肉体を兼ね備えたレブロンが登場し、瞬く間にポジション内トップに浮上。
4年目の2007年1月から昨季にかけて1292試合連続で2桁得点をあげている“キング”にとって、残りの2部門で2桁をクリアすることも朝飯前。その能力を考えれば通算1562試合で122回というのは少なくも感じるくらいだが、昨季は40歳にして自身4番目に多い10回を達成したことを考えれば、まだ記録を伸ばすことは可能だろう。
そのほかの現役では、昨季3回をマークしたバトラー三世が、デュラントを一歩リードしている。
構成●ダンクシュート編集部
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3位(18):ジョン・ハブリチェック/31回
4位(19):グラント・ヒル/29回
5位(21):エルジン・ベイラー/26回
6位(33):ジミー・バトラー三世*/19回
7位(35):ケビン・デュラント*/18回
8位(38):スコッティ・ピッペン/17回
9位(50):ビリー・カニングハム/14回
10位(69):ニコラ・バトゥーム*/9回
10位(69):アンドレ・イグダーラ/9回
10位(69):ポール・ピアース/9回
SFのトリプルダブル(TD)ランキングには名だたるオールラウンダーが並ぶが、各年代のトップ選手とて、得点とリバウンド、アシストの3部門で2桁の数字を残すことは簡単ではない。
そのなかでも1970年代はハブリチェック、80年代はバードと、名門ボストン・セルティックスで一時代を築いた2人が上位に。ハブリチェックはキャリア中期の70~72年に3シーズン連続で8度のTDを記録している。
“史上最高のSF”の1人に挙げられるバードは、3年連続でリーグMVPに輝いた84~86年に計25回を稼ぎ、この期間は盟友でありライバルのマジック・ジョンソン(26回/キャリア通算138回)と肩を並べた。
さらに晩年の89-90シーズンにも平均24.3点、9.5リバウンド、7.5アシストをマークして自己最多タイとなる10度のTDを記録するなど、身体能力の不足を補って余りある卓越したバスケットボールIQを武器に、引退時点では歴代4位の59回を積み上げた。
90年代の代表格はマイケル・ジョーダンの相棒ピッペンだが、その名手をキャリア初期の短期間で抜き去ったのが、94年にNBA入りしたヒルだ。
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PG編でも紹介したが、1992~2014年の間にシーズン2桁のTDをマークしたのは、リーグ全体でヒルと、ドラフト同期のジェイソン・キッドの2人だけだ。
そして2000年代に入ると、頭脳と肉体を兼ね備えたレブロンが登場し、瞬く間にポジション内トップに浮上。
4年目の2007年1月から昨季にかけて1292試合連続で2桁得点をあげている“キング”にとって、残りの2部門で2桁をクリアすることも朝飯前。その能力を考えれば通算1562試合で122回というのは少なくも感じるくらいだが、昨季は40歳にして自身4番目に多い10回を達成したことを考えれば、まだ記録を伸ばすことは可能だろう。
そのほかの現役では、昨季3回をマークしたバトラー三世が、デュラントを一歩リードしている。
構成●ダンクシュート編集部
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