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「誰かコイツにブーイングしろ!」“ボトル叩きつけ事件”で罰金処分のイングラムに、敵地ファンが野次<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.11.12

罰金処分を受けたイングラムに、敵地ファンが野次を飛ばした。(C)Getty Images

 現地時間11月11日(日本時間12日、日付は以下同)、トロント・ラプターズは敵地バークレイズ・センターでブルックリン・ネッツと対戦。119-109で勝利し、今季成績をイースタン・カンファレンス8位タイの6勝5敗(勝率54.5%)とした。

 この試合、ラプターズは第2クォーターに32-22と試合を優位に進めて逆転に成功。第3クォーター途中に一時1点差まで迫られるも、その後突き放し最大17点差をつけて快勝した。

 イマニュエル・クイックリーが24得点、スコッティ・バーンズが15得点、11リバウンド、RJ・バレットが13得点、ヤコブ・パートルが12得点、10リバウンドをマーク。これでチームは直近6試合で5勝と、開幕前の低評価を覆し好成績を残している。

 そして、昨季途中に加入するもケガでコートに立てず、今季ようやく新天地デビューを果たしたブランドン・イングラムは、ゲームハイの25得点に5リバウンド、4アシスト、1スティール、1ブロックで勝利に貢献した。
 
 オールラウンドな活躍を披露した一方で、第3クォーター残り1分58秒、フリースローラインに立った際に敵地ファンから「誰かコイツにブーイングしろ!」と野次を飛ばされるシーンもあった。

 これは8日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦で、イングラムが起こした問題行動に起因する。第3クォーター中盤、交代を告げられたイングラムはイラつきながらベンチに腰を下ろすと、持っていたウォーターボトルを思い切り地面に叩きつけた。

 ボトルはチームスタッフの顔面に直撃し、中身の水はコートにまき散らされ、前に座っていたバーンズにもかかる始末。その後スタッフが濡れた地面を懸命に拭いていたが、その間イングラムは謝罪する様子もスタッフを手伝う素振りも見せず、不貞腐れた表情のまま椅子に座り続ける様子がSNSで拡散された。

 10日にはNBAが、イングラムのこの行為に対し2万5000ドルの罰金処分を科したことを発表。この事件をフックに、ネッツファンはブーイングを仕掛けようとしたのだろう。

 今後しばらく、アウェーゲームでは同様の野次やブーイングが飛ばされるかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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【動画】イングラムが叩きつけたボトルがスタッフに直撃