現地時間11月12日（日本時間13日）、サクラメント・キングスは本拠地ゴールデン１・センターでアトランタ・ホークスと対戦。100－133で大敗を喫し、今季成績をウエスタン・カンファレンス13位タイの３勝９敗（勝率25.0％）とした。

　屈辱的な敗北だった。攻守で何ひとついいところがなく、一度もリードを奪えないまま最大44点差をつけられての完敗。ザック・ラビーンやマリーク・モンク、キーガン・マレーら主力が欠場するなか、ベンチからキーオン・エリスが20得点を奪うも、ドマンタス・サボニスが12得点、ラッセル・ウエストブルックが10得点、デニス・シュルーダーが９得点、デマー・デローザンに至ってはわずか４得点と、先発陣が軒並み不発に終わった。

　これでチームは４連敗、この４試合の得失点差はそれぞれ－31、－27、－14、－33と、いずれも大差をつけられての敗北。この体たらくに、チームを率いるダグ・クリスティーHC（ヘッドコーチ）が怒り心頭になるのも無理はない。試合後、指揮官は「恥ずかしい限りだ」と切り出し、こう続けた。

「私がユニフォームを着てプレーしたかったよ。55歳でも、あれよりマシなプレーを見せられただろう。せめて６回のファウルはすべて使うつもりだ。動けなくても、誰かをファウルしまくってやるさ。

　ユニフォームを着るなら、ちゃんと（チームを）代表しろ。本当に恥ずかしいし、そんなプレーでサクラメント・キングスを代表していることが許せないね」
  　選手たちの不甲斐ないプレーに怒りをぶちまけたクリスティーHC。また、先発ラインナップを変更するかとの問いには、こう答えて肯定した。

「変えなきゃダメだろうな。あの連中は（出場時の得失点差が）－31、－38、－34、－20だ。変えざるを得んよ」

　この試合、キングス先発陣の出場時の得失点差はサボニスが－38、ウエストブルックが－34、デローザンが－31、シュルーダーが－20、プレシャス・アチウワが－14だった。機能しているとは言い難く、この苦しい状況を打開するには、スターターに何かしらのテコ入れをする必要があるだろう。

　開幕12戦で３勝９敗という成績はここ８年で最も悪く、最終的に27勝55敗（勝率32.9％）に沈んだ2017－18シーズンと同様の低調な滑り出しとなっている。はたしてキングスは、ここから浮上の兆しを見せることができるか。

構成●ダンクシュート編集部

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