“世界最高シューター”が、その健在ぶりを遺憾なく発揮した。
現地時間11月12日、ゴールデンステイト・ウォリアーズは、敵地でサンアントニオ・スパーズと対戦し125-120で勝利。試合前時点でウエスタン・カンファレンス2位(8勝2敗)と好調の相手に、今季3敗目をつけた。
この試合で勝利の立役者となったのが、37歳のステフィン・カリーだ。
11月5日~9日の3試合を欠場して迎えた復帰2戦目。カリーは前半までに15得点を稼ぐと、7点を追いかける第3クォーターに爆発。開始2分過ぎの連続3ポイントを皮切りに、積極的なペイントアタックから次々と相手のファウルを誘発する。
この12分間だけで3本の3ポイントと9本のフリースローを含む22得点をマークし、チームも大量43点を奪って逆転。カリーは第4クォーターにも9得点を積み上げ、最終的にシーズンハイの46得点(フィールドゴール13/25、3ポイント5/16、フリースロー15/16)を叩き出した。
今季2度目の1試合40得点以上を達成し、これでカリーの“40点ゲーム”は今季を含めたキャリア17年で73回に到達。元チームメイトのケビン・デュラントをかわして、歴代単独9位に浮上した。
さらに特筆すべきは、この73回のうち実に43回を、一般的に体力が衰える30歳を迎えてから達成している点だ。これは“神様”マイケル・ジョーダンの44回に次ぐ歴代2位の数字で、35歳以降に限れば12回でジョーダンと並び歴代トップとなる。
NBAの世界において、身長188cmは小柄な部類に入り、その選手が何年にもわたってトップスコアラーであり続けることは極めて稀だ。
それでも、卓越したボールハンドリング能力とコートを動き回るスタミナ、そして代名詞のアウトサイドシュートを武器に、現在の地位を確立したカリー。今季も平均得点(27.1点)はリーグ11位、平均3ポイント成功数(4.1本)は同3位、フリースロー成功率(93.5%)は同8位と、その腕に衰えは見られない。
シーズン終盤の3月14日には38歳となるが、背番号30の躍動はもうしばらく見られそうだ。
■NBA“40点ゲーム”達成ランキング
※*=現役、カッコ内は30歳以降の数字
1位:ウィルト・チェンバレン/271回(14回)
2位:マイケル・ジョーダン/173回(44回)
3位:コビー・ブライアント/122回(30回)
4位:ジェームズ・ハーデン*/105回(28回)
5位:エルジン・ベイラー/88回(16回)
6位:レブロン・ジェームズ*/79回(25回)
6位:アレン・アイバーソン/79回(20回)
8位:オスカー・ロバートソン/77回(6回)
9位:ステフィン・カリー*/73回(43回)
10位:ケビン・デュラント*/72回(21回)
※30歳以降の歴代3位は、デイミアン・リラード*の31回(通算60回)
構成●ダンクシュート編集部
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現地時間11月12日、ゴールデンステイト・ウォリアーズは、敵地でサンアントニオ・スパーズと対戦し125-120で勝利。試合前時点でウエスタン・カンファレンス2位(8勝2敗)と好調の相手に、今季3敗目をつけた。
この試合で勝利の立役者となったのが、37歳のステフィン・カリーだ。
11月5日~9日の3試合を欠場して迎えた復帰2戦目。カリーは前半までに15得点を稼ぐと、7点を追いかける第3クォーターに爆発。開始2分過ぎの連続3ポイントを皮切りに、積極的なペイントアタックから次々と相手のファウルを誘発する。
この12分間だけで3本の3ポイントと9本のフリースローを含む22得点をマークし、チームも大量43点を奪って逆転。カリーは第4クォーターにも9得点を積み上げ、最終的にシーズンハイの46得点(フィールドゴール13/25、3ポイント5/16、フリースロー15/16)を叩き出した。
今季2度目の1試合40得点以上を達成し、これでカリーの“40点ゲーム”は今季を含めたキャリア17年で73回に到達。元チームメイトのケビン・デュラントをかわして、歴代単独9位に浮上した。
さらに特筆すべきは、この73回のうち実に43回を、一般的に体力が衰える30歳を迎えてから達成している点だ。これは“神様”マイケル・ジョーダンの44回に次ぐ歴代2位の数字で、35歳以降に限れば12回でジョーダンと並び歴代トップとなる。
NBAの世界において、身長188cmは小柄な部類に入り、その選手が何年にもわたってトップスコアラーであり続けることは極めて稀だ。
それでも、卓越したボールハンドリング能力とコートを動き回るスタミナ、そして代名詞のアウトサイドシュートを武器に、現在の地位を確立したカリー。今季も平均得点(27.1点)はリーグ11位、平均3ポイント成功数(4.1本)は同3位、フリースロー成功率(93.5%)は同8位と、その腕に衰えは見られない。
シーズン終盤の3月14日には38歳となるが、背番号30の躍動はもうしばらく見られそうだ。
■NBA“40点ゲーム”達成ランキング
※*=現役、カッコ内は30歳以降の数字
1位:ウィルト・チェンバレン/271回(14回)
2位:マイケル・ジョーダン/173回(44回)
3位:コビー・ブライアント/122回(30回)
4位:ジェームズ・ハーデン*/105回(28回)
5位:エルジン・ベイラー/88回(16回)
6位:レブロン・ジェームズ*/79回(25回)
6位:アレン・アイバーソン/79回(20回)
8位:オスカー・ロバートソン/77回(6回)
9位:ステフィン・カリー*/73回(43回)
10位:ケビン・デュラント*/72回(21回)
※30歳以降の歴代3位は、デイミアン・リラード*の31回(通算60回)
構成●ダンクシュート編集部
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