デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチは、得点力、リバウンド力、パス能力のすべてをハイレベルで備えた、現役屈指のスーパースターの1人だ。
2014年のドラフト2巡目41位でナゲッツから指名されたヨキッチは、翌15年にNBAデビュー。ルーキーイヤーから主力の座を掴み、4年目の2018-19シーズンに平均20点、10リバウンドを初めてクリアすると、20-21シーズンから史上13人目となる2年連続シーズンMVPにも輝いた。
22-23シーズンはMVPこそ逃したものの、念願のリーグ優勝を達成。翌23-24シーズンに3度目のMVPを獲得したのち、昨季は平均29.6点、12.7リバウンド、10.2アシストをマークし、史上3人目となるシーズン平均トリプルダブルの偉業を成し遂げた。
今季も10勝2敗と好スタートを切ったチームの中で、全12試合に出場して平均28.7点、13.0リバウンド、10.8アシスト、フィールドゴール成功率67.2%、3ポイント成功率42.6%と好成績をマーク。
11月12日(日本時間13日)に行なわれたロサンゼルス・クリッパーズ戦では、今季NBA最多となる55得点(フィールドゴール18/23、3ポイント5/6、フリースロー14/16)、12リバウンド、6アシストの活躍で130-116の勝利に導いた。
ヨキッチが大爆発を見せたクリッパーズ戦を生観戦したという元NBA選手のポール・ピアース(元ボストン・セルティックスほか)は、様々なポッドキャストを運用する『Playmaker』提供の番組『No Fouls Given』で30歳のビッグマンを称賛した。
「コート上の誰よりも彼(ヨキッチ)がどれだけ賢く、どれだけ優れているかを見ることができた。相手はNBAのチームなのに、まるで子どもたちとプレーしているかのようだった。俺には12歳の息子がいるが、そんな感じだ。意のままに得点しているようだった」
ヨキッチはセンターながらゲームメーカーの役割も担うが、決してボールを独占するわけではない。にもかかわらず、得点を量産し、ゲームを支配してしまうことにピアースは脱帽している。
「彼のフットワークは驚異的で、バスケットボールIQも抜群。ボールを支配するわけではなく、オフェンスの流れに完全に溶け込んでいる。スクリーンをかけるのも、パスを出すのも、彼以上にこなせる選手はいない。でも、自然とボールは彼の手に渡り、素早く得点につながる。瞬時に判断を下すんだ。まるでチェスの達人を見ているようだった」
同じく元NBA選手のダニー・グリーン(元サンアントニオ・スパーズほか)も「彼は本当に簡単にプレーしているように見える。毎回ゴールネットを揺らすんだ」と絶賛している。
通算トリプルダブル達成回数は歴代3位の171回。トップのラッセル・ウエストブルック(サクラメント・キングス/205回)を抜き、最強のオールラウンダーとして新たな称号を手にする日もそう遠くはないだろう。
構成●ダンクシュート編集部
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22-23シーズンはMVPこそ逃したものの、念願のリーグ優勝を達成。翌23-24シーズンに3度目のMVPを獲得したのち、昨季は平均29.6点、12.7リバウンド、10.2アシストをマークし、史上3人目となるシーズン平均トリプルダブルの偉業を成し遂げた。
今季も10勝2敗と好スタートを切ったチームの中で、全12試合に出場して平均28.7点、13.0リバウンド、10.8アシスト、フィールドゴール成功率67.2%、3ポイント成功率42.6%と好成績をマーク。
11月12日(日本時間13日)に行なわれたロサンゼルス・クリッパーズ戦では、今季NBA最多となる55得点(フィールドゴール18/23、3ポイント5/6、フリースロー14/16)、12リバウンド、6アシストの活躍で130-116の勝利に導いた。
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「コート上の誰よりも彼(ヨキッチ)がどれだけ賢く、どれだけ優れているかを見ることができた。相手はNBAのチームなのに、まるで子どもたちとプレーしているかのようだった。俺には12歳の息子がいるが、そんな感じだ。意のままに得点しているようだった」
ヨキッチはセンターながらゲームメーカーの役割も担うが、決してボールを独占するわけではない。にもかかわらず、得点を量産し、ゲームを支配してしまうことにピアースは脱帽している。
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通算トリプルダブル達成回数は歴代3位の171回。トップのラッセル・ウエストブルック(サクラメント・キングス/205回)を抜き、最強のオールラウンダーとして新たな称号を手にする日もそう遠くはないだろう。
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