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NBA

「29日間で13都市を回った」カーHCがウォリアーズの厳しい日程に言及「キャリアで最もタフな序盤戦だ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.11.19

カーHCが今季序盤戦のウォリアーズのタフなスケジュールについて言及した。(C)Getty Images

カーHCが今季序盤戦のウォリアーズのタフなスケジュールについて言及した。(C)Getty Images

 現地時間11月18日(日本時間19日、日付は以下同)、ゴールデンステイト・ウォリアーズは敵地キア・センターで行なわれたオーランド・マジック戦に113-121で敗戦。連勝が3でストップし、今季成績をウエスタン・カンファレンス8位の9勝7敗(勝率56.3%)とした。

 現在、ウォリアーズはアウェー6連戦中。翌19日のマイアミ・ヒート戦(会場はカセヤ・センター)で遠征が終わり、21日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦からホーム5連戦へ臨む。

 今季のウォリアーズは、37歳のステフィン・カリーが体調不良により11月頭に3試合連続の欠場を余儀なくされた。ただし、ジミー・バトラー三世(36歳)とドレイモンド・グリーン(35歳)は1試合しか欠場しておらず、ブランディン・ポジェムスキーとバディ・ヒールド、クインテン・ポストは全16試合に出場している。

 マジック戦を迎える前の時点で、平均30.0分以上出場しているのはバトラー三世(30.8分)とカリー(30.6分)のみ。出場試合数こそ多少の差があるものの、計12選手が平均11.0分以上のプレータイムを手にしている。
 
 ただその要因は、ベテラン勢の多さとともに、選手たちの疲労やケガを可能な限り回避するためだという。17日に地元メディア『95.7 The Game』の番組『Willard & Dibs』へ電話出演したスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、今季のタフな日程についてこう話していた。

「マイアミ戦で、我々は29日間で13都市を回って17試合目になる。正確には数えていないが、私にとってはNBAキャリアを通して最もタフな序盤戦になっている。そのなかで、このチームの選手たちは驚くほどよく頑張ってくれていると思う」

 現在60歳のカーHCは、選手として15シーズンをプレー。引退して2003年から『TNT』でアナリストを担当し、2007~10年にかけてフェニックス・サンズのGM(ゼネラルマネージャー)を務めた後、NCAAのカレッジ・バスケットボールでアナリストをこなしてきた。

 そして2014-15シーズンからウォリアーズで指揮を執っているため、カーHCはNBAに30年近くも携わっていることになる。そんな百戦錬磨の指揮官が「最もタフな序盤戦」と評したほどの厳しいスケジュールのなか、プレータイムを管理しつつも9勝7敗と勝ち越せていることが、ウォリアーズの地力の高さを示していると言えよう。

文●秋山裕之(フリーライター)

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