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“スニーカーFA”のカリーがレジェンドたちのモデル着用で話題。ウェイドは「愛情を示してくれてありがとう!」と感謝<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.11.21

アンダーアーマーと決別することになったカリー。今後は自身の『Curry Brand』を独立させ、新たなブランドとの契約も予想される。(C)Getty Images

 ゴールデンステイト・ウォリアーズは、現地時間11月11日(日本時間12日、日付は以下同)にスタートしたアウェー6連戦を3勝3敗で終えた。最後はオーランド・マジック、マイアミ・ヒートとの2連戦を落とし、20日時点で9勝8敗(勝率52.9%)のウエスタン・カンファレンス8位にいる。

 チームのフランチャイズプレーヤー、ステフィン・カリーはこの期間中に行なわれたサンアントニオ・スパーズとの2連戦で大暴れ。12日に46得点を奪うと、14日には49得点を叩き出し、マジック戦でも34得点、9アシスト、3スティールと気を吐いた。

 もっともこの遠征中、カリーは超人的パフォーマンス以外の面でも注目を集めていた。

 2013年からパートナーシップ契約を結んできた『アンダーアーマー』との決別が今月13日に報じられると、"スニーカーFA(フリーエージェント)"になったスーパースターは、往年の名選手たちのモデルを次々と披露したのだ。

 14日のスパーズ戦前のウォームアップでは、コビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)のシグネチャーモデルである『ナイキ』の「Kobe 6 Protro」の"Mambacita Sweet 16"を着用。

「自分のモデル以外を履いている僕を見るのは、なんだか奇妙な感じがするね。でも、彼が遺したもの、あのシューズがどんな意味をもつのかは言うまでもない。あとはこの機会を生かし、彼に敬意を表したかっただけなんだ。今夜はそれが僕に良いエナジーを与えてくれたと思う」
 
 スパーズ戦後にそう話したカリーは、マジック戦では同球団を代表するレジェンド2人のモデルをチョイス。会場入り時にシャキール・オニールのシグネチャー『リーボック』の「Shaqnosis」、ウォームアップ時にはアンファニー"ペニー"ハーダウェイの『ナイキ』の「Air Penny 2」を着用した。

 さらにヒート戦の会場入り時には、同球団のレジェンド、ドゥエイン・ウェイドのシグネチャーラインから『リーニン』の「Way of Wade 1」で登場。

 スニーカー業界に精通するニック・デポウラ氏は、「ステフィン・カリーはなぜ自身が別格なのかを示し続けているね。あれは12年前、僕がWay Of Wadeブランドを立ち上げた時のものさ。僕が初めてデザインしたスニーカーに愛情を示してくれて本当にありがとう!」というウェイドのコメントをシェアしていた。

『アンダーアーマー』によるカリーのシグネチャーモデルは、2026年2月発売予定の「Curry 13」がラスト。自らを"スニーカーFA"と名乗る男は、Xのフォロワー数が約1714万人、インスタグラムのフォロワー数は約5814万人と世界的人気を誇るだけに、その影響力は計り知れない。

 今後カリーが会場入りやウォームアップ時にどんなシューズを着用するのか。そしてどのブランドと新たなパートナーシップ契約を締結するのか必見だ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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