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元選手がエイトンをレイカーズのキーマンに指名「平均16~19点、10リバウンドをマークできれば、真の優勝候補となる」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.11.30

期待以上の活躍を続けるエイトン。ここからさらに数字を伸ばせれば、レイカーズは優勝候補になるかもしれない。 (C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズは、40歳のレブロン・ジェームズが開幕に出遅れたなかでも14勝4敗と好スタートを切り、昨季王者のオクラホマシティ・サンダー(19勝1敗)に次ぐウエスタン・カンファレンス2位につけている。

 今季でキャリア23年目を迎えたレブロンは鼠径部の痛みにより、開幕から14試合を欠場。その間にルカ・ドンチッチとオースティン・リーブスがオフェンスを牽引し、八村塁や新戦力のディアンドレ・エイトンもいぶし銀の働きを見せた。

 レブロンは11月18日(日本時間19日)のユタ・ジャズ戦から戦列復帰し、チームもそこから負けなし。ドンチッチが平均35.1点、8.5リバウンド、9.4アシスト、リーブスが平均28.5点、5.9リバウンド、6.7アシスト、レブロン自身はまだ本調子ではないながらも平均16.5点、5.0リバウンド、8.3アシストを記録している。

 今年2月にアンソニー・デイビスを放出して以降、インサイドに課題を抱えてきたレイカーズだが、その解消役として期待されたエイトンも奮闘している。

 ここまで平均15.6点はチーム4位、8.4リバウンドは同2位、さらに0.94ブロックを記録。フィールドゴール成功率は自己ベストかつリーグ2位の70.7%を誇る。
 
 元NBA選手のギルバート・アリナス(元ワシントン・ウィザーズほか)は、『REVOLT Sports』のインタビューで、「レイカーズは調子がいいか」をテーマにトークを展開。強豪ひしめくウエストで好成績を残すチームについて分析している。

「俺のレイカーズを見る目はバイアスがかかっている。毎年優勝モードだと思っているが、このチームの限界は選手たちのエゴの高さに比例する。主力3人(レブロン、ドンチッチ、リーブス)は、昨シーズンをともに戦ったからこそ息が合う。互いに補完し合い、見事な化学反応を起こしている。2人の殿堂入り級のプレーメーカーであるレブロンとルカがいる。そこにリーブスという賢いバスケットボールプレーヤーが加わっているんだ」

 レブロン、ドンチッチ、リーブスのビッグ3に次ぐ存在として、27歳のエイトンがシーズンを通して安定したプレーを見せられれば、レイカーズは確実に優勝候補だとアリナスは語る。

「今やこのチームのキーマンはエイトンだ。もし彼が支配的な第4のオプションとなり、平均ダブルダブル、平均16~19点、10リバウンドをマークできれば、レイカーズは真の優勝候補となる。もしエイトンが残りのシーズンも現在のプレーを続けられるならね。彼がこの序盤戦でチームにもたらしたものは素晴らしい。レイカーズにとって完璧なセンターだった」

 はたして、エイトンはレイカーズを2020年以来の王座へと導くキーファクターになれるのか、引き続き注目が集まる。

構成●ダンクシュート編集部

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