この試合では、オースティン・リーブスが両軍最多の38得点に8リバウンド、ルカ・ドンチッチが35得点、5リバウンド、11アシスト、ディアンドレ・エイトンが17得点、8リバウンド、2ブロック、八村塁が14得点、4リバウンドを記録。
今季4戦目となったレブロン・ジェームズは、フィールドゴール成功率38.5%(5/13)、フリースロー成功率25.0%(1/4)とショットが乱調だったものの、13得点、5リバウンド、7アシストをマーク。ドンチッチとの連係で華麗なリバースダンクを叩き込むなど、随所に存在感を放った。
マブズ戦前、レブロンは2003年のドラフト同期で、現在『NBA on Prime』のアナリストを務めるドゥエイン・ウェイド(元マイアミ・ヒートほか)へこう話していた。
「俺にとって重要なのはプロセスなんだ。結果じゃない。試合に出場できるまで、どれだけ努力を積み上げてきたかを考えている。だから、実際に試合が始まる前、舞台裏のすべてが俺を突き動かしているんだ」
レブロンにとって23年目の今季は、坐骨神経痛により、トレーニングキャンプとプレシーズンを全休し、キャリア初の開幕戦欠場を余儀なくされた。
18日のユタ・ジャズ戦でシーズンデビューを飾った“キング”は、ここまで4試合に出場。平均32.5分のプレータイムで、16.5点、5.0リバウンド、8.3アシスト、1.0スティールを残している。
20年以上にわたりリーグの顔として君臨してきたレブロンは、そのキャリアで輝かしい実績を残す一方、多くの批判にもさらされてきた。
「これまで数多く戦い、勝利と敗北を経験してきた。だから実戦経験は豊富なんだ。そして、このチームをうまく補完する選手が加わることで、良いチャンスが巡ってくる気がしている。だがこれは長いプロセスで、まだ11月だ。ここから数か月かけてチームを構築していくよ」とレブロン。
リーグの現行ルールでは、オールNBAチームなどのアウォードはレギュラーシーズン82試合のうち65試合以上に出場した選手が対象になる。そのため、今季あと4試合欠場するとレブロンは対象外となる。
また、レイカーズは30日のニューオリンズ・ペリカンズ戦と翌12月1日のフェニックス・サンズ戦を皮切りに、今後2連戦が11度も組まれている。12月に41歳を迎えることやケガのリスクを考えれば、フル稼働することは難しい。
それでもレブロンは現状を冷静に見据え、終盤戦やプレーオフに向けて調整を進めている。コート内外で絶大な影響力を持つ彼の存在は、スタッツや出場試合数に関係なく、レイカーズを優勝へ導く原動力となるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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