レイカーズはこの日、エースのルカ・ドンチッチが個人的な理由により欠場。スターターはゲイブ・ヴィンセント、オースティン・リーブス、レブロン・ジェームズ、八村塁、ディアンドレ・エイトンの5人。イースタン・カンファレンス2位と好調のラプターズは、イマニュエル・クイックリー、ジャコビー・ウォルター、ブランドン・イングラム、サンドロ・マムケラシュビリ、スコッティ・バーンズが務めた。
第1クォーター、レイカーズはリーブスの3ポイントで先制すると、エイトンのレイアップ、再びリーブスの3ポイントとテンポよく得点を重ねる。前の試合で無得点に終わった八村も、残り7分11秒に左45度から3ポイントを決めて初得点、終盤にはミスマッチを突いてファウルを受け、フリースロー2本を確実に決めた。
31-26と5点リードでスタートした第2クォーターのレイカーズはベンチ陣が奮闘。2WAY契約のニック・スミスJr.の3ポイントや新人アドゥ・シーローの3点プレーで点差を広げる。八村は残り4分13秒にドライブからレイアップで7点目をマーク。さらにジェイク・ラレイビアとジャクソン・ヘイズの連続得点で主導権を握り、67-58で折り返す。
第3クォーターに入ると、レイカーズはバーンズにこの12分間で14得点を奪われ、一時逆転を許す。それでも負けじと踏ん張り、八村のベースラインジャンパーに加え、リーブスが3ポイント3本を含む22得点と大爆発。100-98と、わずかにリードを保って最終クォーターへ突入した。
勝負の第4クォーターは、最後まで息の詰まる攻防に。レイカーズはスミスJr.とラレイビアが3ポイントを沈めて6点差をつけるが、ラプターズもクイックリーの3点プレーやイングラムのタフショットで応戦。終盤にかけてレイカーズは逆転を許したものの、残り4分半からリーブスのフリースロー、エイトンのアリウープで再びリードを奪う。
118-118で迎えた残り1分、ラプターズはバーンズがレブロンのショットをブロックし、イングラムのジャンパーで勝ち越し。しかしレイカーズも直後にリーブスのレイアップで追いつき、迎えた最後のオフェンスではレブロンからパスを受けた八村が左コーナーからブザービーターの決勝3ポイントをヒット。劇的な幕切れでレイカーズが123-120で激戦を制した。
レイカーズはリーブスが44得点、5リバウンド、10アシスト、エイトンが17得点、8リバウンド、2ブロック、ラレイビアが14得点、7リバウンド、スミスJr.が12得点をマーク。レブロンは6リバウンド、11アシストをマークしたが、得点は8に終わり、NBA記録の連続2桁得点試合が1297試合でストップした。
劇的弾でヒーローとなった八村は、34分58秒のプレータイムで12得点、3リバウンド、1スティール、フィールドゴール成功率44.4%(4/9)、3ポイント成功率66.7%(2/3)、フリースロー成功率100%(2/2)を残した。
レイカーズの次戦は明日、敵地で“永遠のライバル”ボストン・セルティックスとの一戦に臨む。
構成●ダンクシュート編集部
【画像】名門レイカーズでレブロン、ドンチッチと共演!NBAのスーパースターたちと渡り合う八村塁を特集!
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