ロサンゼルス・レイカーズの八村塁は現地12月４日、敵地トロント・ラプターズ戦に先発出場。土壇場でブザービーターとなる勝ち越し３ポイントシュートを沈めてチームを劇的勝利に導いた。

　八村の一撃が炸裂したのは120-120の同点で迎えた第４クォーター残り数秒の場面だ。レブロン・ジェームズのドライブに敵ディフェンスが収縮したところで、ジェームズが左コーナーにいた八村にパス。受け取った八村が冷静にシュートを放つと、ボールはブザーと同時にリングに吸い込まれた。
  　NBA公式Xによると、この試合で2007年１月６日から続いていたジェームズの二桁得点の連続試合記録が「1297」で途切れた。結果的に８得点（FG４／17）だったため、ジェームズが最後の場面でシュートを選択していれば、あるいはオーバータイムに突入して入れば記録更新も十分に可能だったが、勝利を優先してパス。八村も結果でジェームズの思いに応えた。

　このジェームズと八村のプレーに、ファンからは「これは痺れる...!!!」「相当信頼されてんだな」「しっかり決める八村、最高です」「この二人の師弟関係をこんな形で見れるなんて」「偉大な記録と引き換えにしたパスをしっかり決め切った八村選手よくやった!!!」「レブロンにとっても１番格好良い終わり方となりましたね」などと、歓喜の声が多く上がった。

　八村はこの試合、34分58秒の出場で12得点、３リバウンド、１スティール、フィールドゴール成功率44.4％（４／９）、３ポイント成功率66.7％（２／３）、フリースロー成功率100％（２／２）だった。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】「これは痺れる...！！！」八村塁の劇的３Pブザービーター！　レブロンからのパスを冷静に...