ケネス・ファリードは、毎試合全力を注ぐエネルギッシュなプレーが売りで、NBAでは2011年からデンバー・ナゲッツ、ブルックリン・ネッツ、ヒューストン・ロケッツで計8年間プレーした。野性味あふれるスタイルから“マニマル”の愛称で親しまれた203cm・100kgフォワードは、キャリア平均11.4点、8.1リバウンドをマーク。14年にはワールドカップのアメリカ代表に選出され、金メダル獲得に貢献している。
ファリードが活躍した2010年代のNBAは変革期にあった。それまでのパワーフォワードやセンターはゴール下を主戦場とするタイプの選手が多かったが、ガードスキルやシュート力を備えた万能型ビッグマンへと移行していった。
その流れを体現した選手がニコラ・ヨキッチだ。14年のドラフト2巡目41位でナゲッツから指名を受けたセルビア出身のビッグマンは、1年後の15年にNBAデビュー。当初は運動能力やスピード不足を理由に出番が制限されていたが、いざチャンスが巡ってくると、それを最大限に活かし、目覚ましいスピードで飛躍を遂げていった。
現在、ギリシャのパナシナイコスでプレーしているファリードは、『Basketball Network』のインタビューで元同僚のヨキッチについて次のように語った。
「NBAの試合だけを見ていても、彼が裏でやっていることはわからない。(練習後に)追加で打っているシュート、重ねている反復練習、パスの練習、個人ワークアウト。若い頃からそれだけ努力してきたからこそ、チャンスが来た時に準備ができていたんだと思う」
ファリードは、18年にネッツへ移籍するまでの3年間ヨキッチと共闘。練習や試合で、のちのMVPの進化の過程を目の当たりにしていた。
「実際にそれをこの目で見られたのは、本当に恵まれたことだった。彼がオールスターになるとは確信していた。でもMVPになるとは思っていなかったし、ましてや優勝して(ファイナル)MVPを取るなんてね。ただ、彼はとにかく努力を止めない。限界が見えないんだ。だから、どんどん良くなり続けている」
デビュー前、多くの人がヨキッチがリーグを支配する存在になるとは予想していなかった。だが、その成功の裏には、ヨキッチならではのバスケットボールへの向き合い方があり、その姿勢はファリードにも良い影響を与えていたという。
「僕たちはお互いを補い合っていた。彼のゲームへの入り方が本当に好きだったよ。楽しさや幸せに満ちていて、まるで子どもみたいなメンタリティを持っていた。だから、アシストやエクストラパスを惜しまない。
チームメイトを良くするためだけじゃなく、味方が得点した時の喜びを見るためでもあった。自分が出したパスで、『すごい、今のパスわかってた?』って感じでね。それが、ゲームをすごく簡単にしてくれたんだ」
23年にナゲッツを球団初優勝に導き、名実ともリーグ最強選手となったヨキッチ。その後も進化を続け、“ジョーカー”は30歳を迎えた現在もトップの座に君臨し続けている。
構成●ダンクシュート編集部
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現在、ギリシャのパナシナイコスでプレーしているファリードは、『Basketball Network』のインタビューで元同僚のヨキッチについて次のように語った。
「NBAの試合だけを見ていても、彼が裏でやっていることはわからない。(練習後に)追加で打っているシュート、重ねている反復練習、パスの練習、個人ワークアウト。若い頃からそれだけ努力してきたからこそ、チャンスが来た時に準備ができていたんだと思う」
ファリードは、18年にネッツへ移籍するまでの3年間ヨキッチと共闘。練習や試合で、のちのMVPの進化の過程を目の当たりにしていた。
「実際にそれをこの目で見られたのは、本当に恵まれたことだった。彼がオールスターになるとは確信していた。でもMVPになるとは思っていなかったし、ましてや優勝して(ファイナル)MVPを取るなんてね。ただ、彼はとにかく努力を止めない。限界が見えないんだ。だから、どんどん良くなり続けている」
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「僕たちはお互いを補い合っていた。彼のゲームへの入り方が本当に好きだったよ。楽しさや幸せに満ちていて、まるで子どもみたいなメンタリティを持っていた。だから、アシストやエクストラパスを惜しまない。
チームメイトを良くするためだけじゃなく、味方が得点した時の喜びを見るためでもあった。自分が出したパスで、『すごい、今のパスわかってた?』って感じでね。それが、ゲームをすごく簡単にしてくれたんだ」
23年にナゲッツを球団初優勝に導き、名実ともリーグ最強選手となったヨキッチ。その後も進化を続け、“ジョーカー”は30歳を迎えた現在もトップの座に君臨し続けている。
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