世界中のバスケットボール選手・ファンが憧れる華やかなNBAの舞台。しかしローテーションや契約の当落線上の選手たちにとっては、日々が生き残りを懸けた戦場だ。
2WAY契約を結ぶ河村勇輝は、メンフィス・グリズリーズ在籍時の昨季に「試合の1、2時間前まで(NBAで)ベンチ入りするかわからないこともある」と語っていたように、彼らは常にNBAと下部のGリーグ、どちらでもプレーできる状態を保っていなければならない。
そして、その過酷な状況下で結果を残せるタフな選手のみが、夢の舞台に定着できるのだろう。
そんな2WAY選手さながらの“ダブルヘッダー”で輝きを放ったのが、ニューヨーク・ニックスの2年目ガード、タイラー・コーレックだ。
現地3月22日、コーレックはウエストチェスター・ニックスの一員として午後14時開始のGリーグの試合(対グリーンズボロ・スワーム戦)に先発出場。約2時間半後に試合を終えると、会場のウエストチェスター・カントリーセンターから45kmほど南西に下ったマディソンスクエア・ガーデンに移動して、18時半開始のNBAの試合(対ワシントン・ウィザーズ)にも出場するという、異例の1日2試合をこなした。
しかもGリーグでは先発ポイントガードとして36分プレーし、キャリアハイの42得点(フィールドゴール15/22、3ポイント9/14、フリースロー2/2)、11アシストの大活躍で、141-131 の勝利に導いた。
この勢いを持ち込んだNBAの試合でも、第4クォーターのラスト5分24秒のプレータイムで11得点(フィールドゴール4/4、3ポイント3/3)の集中砲火を披露したのだから驚きだ。
145-113でニックスが大勝した一戦、残り2分47秒に1本目の3ポイントが決まると、「コーレックは今日“45点”をあげています!」と現地の実況はGリーグからの好調継続に興奮。ここから背番号13が得点を重ねるたびにボルテージが上がり、最後の3ポイントが決まった際にはベンチの主力選手も含め、会場は総立ちとなった。
試合後、マイク・ブラウンHC(ヘッドコーチ)は「驚異的な偉業だ」とコーレックを称賛。NBAとGリーグで計53得点を叩き出した24歳を労った。
「午後にGリーグの試合に出場し、その直後にNBAの試合に出るなんて不思議な感覚だろうね。でも、彼らはプロのアスリートだし、身体のケアもきちんとこなしている。それに、うちのパフォーマンスチームも各自素晴らしい仕事をしている。それ(ダブルヘッダー)をこなせるというのは、本当に素晴らしいことだ」
2年目の今季は12月16日のNBAカップ決勝で14得点、その1週間後の試合でキャリアハイの20得点をあげるなど、ローテーションの座を掴みかけていたコーレック。だが、2月以降は豊富なガード陣の中でプレータイムを得られず、2WAY契約ではないながらもGリーグで試合勘を養っている。
超人だらけの世界において、188cmのサイズ、身体能力とも平凡かもしれないが、心身のタフさは立派なNBA級だ。
構成●ダンクシュート編集部
NBAとGリーグのダブルヘッダー!ニックスのルーキーPGが元日に味わった“2つの勝利”<DUNKSHOOT>
2WAY契約を結ぶ河村勇輝は、メンフィス・グリズリーズ在籍時の昨季に「試合の1、2時間前まで(NBAで)ベンチ入りするかわからないこともある」と語っていたように、彼らは常にNBAと下部のGリーグ、どちらでもプレーできる状態を保っていなければならない。
そして、その過酷な状況下で結果を残せるタフな選手のみが、夢の舞台に定着できるのだろう。
そんな2WAY選手さながらの“ダブルヘッダー”で輝きを放ったのが、ニューヨーク・ニックスの2年目ガード、タイラー・コーレックだ。
現地3月22日、コーレックはウエストチェスター・ニックスの一員として午後14時開始のGリーグの試合(対グリーンズボロ・スワーム戦)に先発出場。約2時間半後に試合を終えると、会場のウエストチェスター・カントリーセンターから45kmほど南西に下ったマディソンスクエア・ガーデンに移動して、18時半開始のNBAの試合(対ワシントン・ウィザーズ)にも出場するという、異例の1日2試合をこなした。
しかもGリーグでは先発ポイントガードとして36分プレーし、キャリアハイの42得点(フィールドゴール15/22、3ポイント9/14、フリースロー2/2)、11アシストの大活躍で、141-131 の勝利に導いた。
この勢いを持ち込んだNBAの試合でも、第4クォーターのラスト5分24秒のプレータイムで11得点(フィールドゴール4/4、3ポイント3/3)の集中砲火を披露したのだから驚きだ。
145-113でニックスが大勝した一戦、残り2分47秒に1本目の3ポイントが決まると、「コーレックは今日“45点”をあげています!」と現地の実況はGリーグからの好調継続に興奮。ここから背番号13が得点を重ねるたびにボルテージが上がり、最後の3ポイントが決まった際にはベンチの主力選手も含め、会場は総立ちとなった。
試合後、マイク・ブラウンHC(ヘッドコーチ)は「驚異的な偉業だ」とコーレックを称賛。NBAとGリーグで計53得点を叩き出した24歳を労った。
「午後にGリーグの試合に出場し、その直後にNBAの試合に出るなんて不思議な感覚だろうね。でも、彼らはプロのアスリートだし、身体のケアもきちんとこなしている。それに、うちのパフォーマンスチームも各自素晴らしい仕事をしている。それ(ダブルヘッダー)をこなせるというのは、本当に素晴らしいことだ」
2年目の今季は12月16日のNBAカップ決勝で14得点、その1週間後の試合でキャリアハイの20得点をあげるなど、ローテーションの座を掴みかけていたコーレック。だが、2月以降は豊富なガード陣の中でプレータイムを得られず、2WAY契約ではないながらもGリーグで試合勘を養っている。
超人だらけの世界において、188cmのサイズ、身体能力とも平凡かもしれないが、心身のタフさは立派なNBA級だ。
構成●ダンクシュート編集部
NBAとGリーグのダブルヘッダー!ニックスのルーキーPGが元日に味わった“2つの勝利”<DUNKSHOOT>




