米女子プロバスケットボールリーグ(WNBA)の公式Xアカウントの投稿が思わぬ波紋を呼んでいる。
WNBAは現地7月30日までに、ペイジ・ベッカーズ(ダラス・ウィングス)とエンジェル・リース(アトランタ・ドリーム)というスター選手2人のやり取りを投稿。「ペイジ・ベッカーズが今夜の試合に向けてエンジェル・リースとオールスター週末に交わした賭けについて」とのキャプションがついている。
内容は、カメラマンが「オールスターウィークエンドで、あなたとエンジェルはこの試合に賭けをしたんですよね?」と尋ねるシーンから始まる。場面が練習施設に変わると、2人の姿が。「お金持ちはこうやってさらにお金持ちになっていくの」とベッカーズが話し、リースは4枚の100ドル紙幣を手に、賭けの内容を説明。2人が次回対戦時の互いに自チームの勝利に400ドル(約6万5000円)を賭けた様子が確認できる。
動画はその後削除されたが、SNS上のユーザーによって保存・再拡散されており、すでに広く出回っている状態だ。
29日に行なわれた両チームの試合は82対81でドリームが勝利。リースは試合後、Xで「#cuatrocientos(スペイン語で「400」)」というハッシュタグを投稿し、賭けの“勝利”をほのめかしている。
問題はこの行為がWNBAの労使協定(CBA)に抵触する可能性がある点だ。米紙『New York Post』によると、同CBAの第5条(c)項には次のように定められている。
「コミッショナーが審問を経て、いかなるWNBAの試合の結果・スコア・その他あらゆる側面に対して(直接的・間接的を問わず)金銭またはその他の価値あるものを賭けたと認定された選手は、コミッショナーの裁量により罰金・出場停止、あるいはWNBAとのあらゆる関係からの追放・資格剥奪の対象となる場合がある」
『New York Post』はベッカーズやリースの行動は、規約の文言上と照らし合わせると違反行為だと判断できるものの、厳しい処分を下される可能性は低いと指摘。今回の賭けはあくまで友人間のもので、両者ともに自チームを勝たせようとするモチベーションを高める方向に働いており、八百長の懸念は無いためだ。
さらに問題を複雑にしているのは、その賭けの映像をリーグ公式アカウントが投稿した点だ。スポーツ賭博に対する社会的・法的な監視が厳しさを増す昨今、リーグが自ら賭博行為を宣伝するような形になった点については現地記者から厳しい声が挙がっている。
米スポーツ専門メディア『OutKick』創設者クレイ・トラビス氏は「このリーグ全体は、バカ共によって運営されている」「選手たちもどれだけアホなんだ?!」と激しく批判。「この行為でシーズンを丸ごと逃したNFL選手もいるっていうのに。本当に、ソーシャルメディア史上最も愚かなスポーツリーグの投稿かもしれない」と断じた。
構成●THE DIGEST編集部
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内容は、カメラマンが「オールスターウィークエンドで、あなたとエンジェルはこの試合に賭けをしたんですよね?」と尋ねるシーンから始まる。場面が練習施設に変わると、2人の姿が。「お金持ちはこうやってさらにお金持ちになっていくの」とベッカーズが話し、リースは4枚の100ドル紙幣を手に、賭けの内容を説明。2人が次回対戦時の互いに自チームの勝利に400ドル(約6万5000円)を賭けた様子が確認できる。
動画はその後削除されたが、SNS上のユーザーによって保存・再拡散されており、すでに広く出回っている状態だ。
29日に行なわれた両チームの試合は82対81でドリームが勝利。リースは試合後、Xで「#cuatrocientos(スペイン語で「400」)」というハッシュタグを投稿し、賭けの“勝利”をほのめかしている。
問題はこの行為がWNBAの労使協定(CBA)に抵触する可能性がある点だ。米紙『New York Post』によると、同CBAの第5条(c)項には次のように定められている。
「コミッショナーが審問を経て、いかなるWNBAの試合の結果・スコア・その他あらゆる側面に対して(直接的・間接的を問わず)金銭またはその他の価値あるものを賭けたと認定された選手は、コミッショナーの裁量により罰金・出場停止、あるいはWNBAとのあらゆる関係からの追放・資格剥奪の対象となる場合がある」
『New York Post』はベッカーズやリースの行動は、規約の文言上と照らし合わせると違反行為だと判断できるものの、厳しい処分を下される可能性は低いと指摘。今回の賭けはあくまで友人間のもので、両者ともに自チームを勝たせようとするモチベーションを高める方向に働いており、八百長の懸念は無いためだ。
さらに問題を複雑にしているのは、その賭けの映像をリーグ公式アカウントが投稿した点だ。スポーツ賭博に対する社会的・法的な監視が厳しさを増す昨今、リーグが自ら賭博行為を宣伝するような形になった点については現地記者から厳しい声が挙がっている。
米スポーツ専門メディア『OutKick』創設者クレイ・トラビス氏は「このリーグ全体は、バカ共によって運営されている」「選手たちもどれだけアホなんだ?!」と激しく批判。「この行為でシーズンを丸ごと逃したNFL選手もいるっていうのに。本当に、ソーシャルメディア史上最も愚かなスポーツリーグの投稿かもしれない」と断じた。
構成●THE DIGEST編集部
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