2010年代にゴールデンステイト・ウォリアーズは3度(2015、17、18)の優勝を成し遂げた。その後は低迷期もあったが、22年には4年ぶりのリーグ制覇を果たした。
連覇を達成した17、18年のチームには、正確無比のシュートで得点を量産したステフィン・カリーとクレイ・トンプソン(現ダラス・マーベリックス)の“スプラッシュ・ブラザーズ”、強力スコアラーのケビン・デュラント(現ヒューストン・ロケッツ)、オールラウンダーのドレイモンド・グリーンという豪華メンバーが揃っていた。当時はリーグ全体がウォリアーズを止める方法を模索していた。
しかし現在、ウォリアーズはかつての王朝から徐々に遠ざかっている。3ポイントとスモールラインナップという当時のスタイルを今も受け継いでいるものの、直近3シーズンで2度プレーオフ進出を逃すなど、以前ほどの成功を収められていない。
そんななか、元NBA選手のジャマール・クロフォードが、ヴィンス・カーター、トレイシー・マッグレディが出演するポッドキャスト『Cousins』に出演。近年のウォリアーズが苦戦している大きな理由のひとつは、他チームが追いついただけでなく、彼らがかつて実践していたことを、さらに高いレベルで実行するようになったことにあるという。
ウォリアーズが全盛期を迎えていた当時についてクロフォードは、「リーグはあの方向に進んだと思っている。ステフたちが優勝した時、あれほど3ポイントシュートに振り切ったチームはほとんどなかった」と振り返った。
ウォリアーズの成功によって、多くのチームが彼らの戦術を取り入れようとしたが、同じ成功を収めることはできなかった。
しかし、“成功への設計図”が示されたことで、各チームはそれを自分たちなりに発展させていったとクロフォードは語る。
「みんな『あいつらがやったことを見た。ステフもクレイもKD(デュラント)もいない。彼らにはスーパーパワーがあったけど、自分たちは十分なシューターを周りに揃えれば、ある程度その差を埋められる。しかも自分たちは若いから、同じエネルギーでプレーできる。そこにすべてを懸けよう』となったんだ」
さらにクロフォードは、こう続けた。
「だから彼らはゲームを変えた。でも私に言わせれば、その変化が逆にウォリアーズ自身に跳ね返ってきた。ほかのチームがウォリアーズと同じことを始め、さらにそれを別次元へと引き上げていったからね」
この意見にマッグレディも同意。現在のNBAでは依然として3ポイントが重要である一方、リーグ上位のチームはより多くのツーウェイプレーヤーを揃えていると指摘した。
「3、4年前とは少しゲームが変わったと思う。OKC(オクラホマシティ・サンダー)のプレーを見ても、(サンアントニオ)スパーズのプレーを見ても、彼らは攻守両面でプレーできる選手をドラフトしている。守れて、オフェンスでも積極的にプレーできる選手たちだ。そういう選手にボールを渡して、自由にプレーさせる。そして複数の選手がそれをできるんだ」
ウォリアーズはもはやNBAの中心ではない。皮肉にも、かつて彼らが生み出した革命は、いまやリーグ全体に広がり、さらに進化を続けている。
構成●ダンクシュート編集部
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しかし現在、ウォリアーズはかつての王朝から徐々に遠ざかっている。3ポイントとスモールラインナップという当時のスタイルを今も受け継いでいるものの、直近3シーズンで2度プレーオフ進出を逃すなど、以前ほどの成功を収められていない。
そんななか、元NBA選手のジャマール・クロフォードが、ヴィンス・カーター、トレイシー・マッグレディが出演するポッドキャスト『Cousins』に出演。近年のウォリアーズが苦戦している大きな理由のひとつは、他チームが追いついただけでなく、彼らがかつて実践していたことを、さらに高いレベルで実行するようになったことにあるという。
ウォリアーズが全盛期を迎えていた当時についてクロフォードは、「リーグはあの方向に進んだと思っている。ステフたちが優勝した時、あれほど3ポイントシュートに振り切ったチームはほとんどなかった」と振り返った。
ウォリアーズの成功によって、多くのチームが彼らの戦術を取り入れようとしたが、同じ成功を収めることはできなかった。
しかし、“成功への設計図”が示されたことで、各チームはそれを自分たちなりに発展させていったとクロフォードは語る。
「みんな『あいつらがやったことを見た。ステフもクレイもKD(デュラント)もいない。彼らにはスーパーパワーがあったけど、自分たちは十分なシューターを周りに揃えれば、ある程度その差を埋められる。しかも自分たちは若いから、同じエネルギーでプレーできる。そこにすべてを懸けよう』となったんだ」
さらにクロフォードは、こう続けた。
「だから彼らはゲームを変えた。でも私に言わせれば、その変化が逆にウォリアーズ自身に跳ね返ってきた。ほかのチームがウォリアーズと同じことを始め、さらにそれを別次元へと引き上げていったからね」
この意見にマッグレディも同意。現在のNBAでは依然として3ポイントが重要である一方、リーグ上位のチームはより多くのツーウェイプレーヤーを揃えていると指摘した。
「3、4年前とは少しゲームが変わったと思う。OKC(オクラホマシティ・サンダー)のプレーを見ても、(サンアントニオ)スパーズのプレーを見ても、彼らは攻守両面でプレーできる選手をドラフトしている。守れて、オフェンスでも積極的にプレーできる選手たちだ。そういう選手にボールを渡して、自由にプレーさせる。そして複数の選手がそれをできるんだ」
ウォリアーズはもはやNBAの中心ではない。皮肉にも、かつて彼らが生み出した革命は、いまやリーグ全体に広がり、さらに進化を続けている。
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