現地時間9月28日(日本時間29日)、昨季のNBA王者ニューヨーク・ニックスがメディアデーを開き、連覇へ向けて再出発した。
昨シーズン、ニックスは1973年以来、実に53年ぶりの優勝を達成。フランチャイズ史上初の“優勝パレード”も開催し、街全体が大いに沸いた。
しかし、チームとしてはいつまでも祝賀気分でいるわけにはいかない。
メディアデーの翌日にはトレーニングキャンプが始動。10月5日からプレシーズンゲーム5試合をこなし、20日(日本時間21日)にフィラデルフィア・セブンティシクサーズとの開幕戦およびチャンピオンリングセレモニーがホームのマディソンスクエア・ガーデンで控えている。
昨季のファイナルMVPでキャプテンでもあるジェイレン・ブランソンは、新たなシーズンを前に「今の自分たちにとって重要なのは、昨シーズンと同じように、1日1日を大切にして取り組んでいくことだと思う」と話した。
「なにか特定の話題についてあれこれ言うつもりはない。もちろん、自分たちは(優勝するためには)何が必要かわかっているけど、この新たな旅路でも同じマインドセットで臨んでいくだけ。これまでとは違う旅だけど、アプローチは同じか、それ以上に良いものであるべきだ」
ブランソンにカール・アンソニー・タウンズ、OG・アヌノビー、ミケル・ブリッジズ、ジョシュ・ハートで形成する先発陣は昨季から不動。マイルズ・マクブライドやホセ・アルバラード、ランドリー・シャメット、ジョーダン・クラークソン、新加入のアンドレ・ドラモンドらが控えるセカンドユニットも経験豊富だ。
今季に向けて気がかりなのは、タウンズとハートの延長契約の交渉、マクブライドらも契約最終年ということで集中力を乱す、あるいはケミストリーに悪影響を及ぼす可能性があることか。
また、29チームから狙われる立場になったことで、毎試合がタフなゲームになることも想定しておかなければならない。
もっとも、NBAカップを制し、プレーオフで怒濤の13連勝を飾った昨季でさえ、「ある特定のターニングポイントがあったわけじゃない」とキャプテンは口にする。
「いつ状況が好転するか、いつチームが噛み合うかなんて誰にもわからない。けど毎日努力を重ねていけば、岩を叩き続けていれば、いつかは割れるんだ。それがいつになるかはわからないけどね。やるべきことを毎日やり続けることで、ある時点で全てが自分たちに有利な方向へと転がり出すんだ」
レギュラーシーズンは来年4月まで続く長丁場のため、今からポストシーズンのことを考えても仕方ない。ブランソンはこうも語っていた。
「このチームには優勝したんだという自信がある。それが自分たちを助ける反面、マイナスに作用する可能性だってある。つまり、重要なのはトレーニングキャンプや開幕後の数週間にどう臨むか。そこでチームの現状を見極めて必要に応じた修正、あるいはさらなる成長を続けることが大事なんだ」
王者として迎える今季。ニックスには険しい道のりが待ち受けているかもしれない。しかし、そういう時にこそ、ブランソンを中心としたチームの結束力が発揮されるに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
「もう終わったこと」王者ニックスのブランソンが明かした連覇への覚悟「昨季以上にタフなマインドセットで」<DUNKSHOOT>
「めちゃくちゃセルフィッシュなヤツだと思うはず」ブランソンが“ニューヨークの王”の称号を拒否する理由<DUNKSHOOT>
「面白いゲームになるはず」ブランソンが語ったレブロン&ブラウン加入のシクサーズとの開幕戦への期待<DUNKSHOOT>
昨シーズン、ニックスは1973年以来、実に53年ぶりの優勝を達成。フランチャイズ史上初の“優勝パレード”も開催し、街全体が大いに沸いた。
しかし、チームとしてはいつまでも祝賀気分でいるわけにはいかない。
メディアデーの翌日にはトレーニングキャンプが始動。10月5日からプレシーズンゲーム5試合をこなし、20日(日本時間21日)にフィラデルフィア・セブンティシクサーズとの開幕戦およびチャンピオンリングセレモニーがホームのマディソンスクエア・ガーデンで控えている。
昨季のファイナルMVPでキャプテンでもあるジェイレン・ブランソンは、新たなシーズンを前に「今の自分たちにとって重要なのは、昨シーズンと同じように、1日1日を大切にして取り組んでいくことだと思う」と話した。
「なにか特定の話題についてあれこれ言うつもりはない。もちろん、自分たちは(優勝するためには)何が必要かわかっているけど、この新たな旅路でも同じマインドセットで臨んでいくだけ。これまでとは違う旅だけど、アプローチは同じか、それ以上に良いものであるべきだ」
ブランソンにカール・アンソニー・タウンズ、OG・アヌノビー、ミケル・ブリッジズ、ジョシュ・ハートで形成する先発陣は昨季から不動。マイルズ・マクブライドやホセ・アルバラード、ランドリー・シャメット、ジョーダン・クラークソン、新加入のアンドレ・ドラモンドらが控えるセカンドユニットも経験豊富だ。
今季に向けて気がかりなのは、タウンズとハートの延長契約の交渉、マクブライドらも契約最終年ということで集中力を乱す、あるいはケミストリーに悪影響を及ぼす可能性があることか。
また、29チームから狙われる立場になったことで、毎試合がタフなゲームになることも想定しておかなければならない。
もっとも、NBAカップを制し、プレーオフで怒濤の13連勝を飾った昨季でさえ、「ある特定のターニングポイントがあったわけじゃない」とキャプテンは口にする。
「いつ状況が好転するか、いつチームが噛み合うかなんて誰にもわからない。けど毎日努力を重ねていけば、岩を叩き続けていれば、いつかは割れるんだ。それがいつになるかはわからないけどね。やるべきことを毎日やり続けることで、ある時点で全てが自分たちに有利な方向へと転がり出すんだ」
レギュラーシーズンは来年4月まで続く長丁場のため、今からポストシーズンのことを考えても仕方ない。ブランソンはこうも語っていた。
「このチームには優勝したんだという自信がある。それが自分たちを助ける反面、マイナスに作用する可能性だってある。つまり、重要なのはトレーニングキャンプや開幕後の数週間にどう臨むか。そこでチームの現状を見極めて必要に応じた修正、あるいはさらなる成長を続けることが大事なんだ」
王者として迎える今季。ニックスには険しい道のりが待ち受けているかもしれない。しかし、そういう時にこそ、ブランソンを中心としたチームの結束力が発揮されるに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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