NBA

「自分がベスト」王座奪還を目指すサンダーの主砲SGAに漲る自信。周囲の雑音も「それくらい喜んで受け入れるさ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2026.10.09

サンダーは今季も優勝候補。絶対の自信を持つSGAが、周囲の声に耳を貸すことはない。(C)Getty Images

 現地時間10月8日、オクラホマシティ・サンダーのエース、シェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)のインタビューが『TIME』へ公開された。

 今季でNBAキャリア9年目を迎える28歳は、現在2シーズン連続でMVPに輝いていて、昨季は最優秀クラッチプレーヤー賞も受賞。

 ここ4シーズン続けて平均30点を超え、オールスターとオールNBA1stチームにも名を連ねており、リーグトップクラスの実力者なのは誰もが認めるところ。SGA自身も「自分がベストだと思っている」と、あふれ出る自信を隠す様子はない。

「俺が毎試合残しているスタッツは、NBA最高の選手に相応しいものだ。プレーの効率性だって、最高の選手に相当するレベルにある。誰もが勝利を目指してバスケットボールをプレーするものだけど、ここ数年の自分は十分に勝利を重ねてきたからね」

 SGA率いるサンダーは、直近2シーズンでいずれもリーグベストの戦績をマーク。一昨季はオクラホマシティ移転後フランチャイズ初優勝を飾り、昨季もカンファレンス・ファイナルまで勝ち進んだ。サンアントニオ・スパーズとの激闘で最終第7戦の末に敗れたが、SGAはその最終戦で35得点、9アシスト、3スティールと気を吐いた。

 このシリーズで、サンダーはチェット・ホルムグレンが不調に陥り、第2の得点源ジェイレン・ウィリアムズもハムストリング負傷の影響で本来の実力を出し切れず、戦力ダウンを余儀なくされた。

 特にホルムグレンについてはヴィクター・ウェンバンヤマを相手に委縮したといったネガティブな声も聞かれたが、SGAはこう述べている。
 
「リーグのMVPがまともなプレーを見せたのは第7戦になってからだった。だから俺はチェットのせいだとは思っていない。責任の多くは自分にある。本当の意味での失敗とは、その瞬間から何も学ばないこと。彼がどんな人間か、どれほど努力する選手かはこの俺がわかっている。彼は間違いなくやってくれるさ」

 そのSGAに関しても、ペイントエリアから3ポイントまでどこからでも点を奪えるスキルがある一方で、マッチアップ相手との接触で"フロッピング"ともとれる大げさなリアクションでファウルを誘発し、フリースローへつなげるプレースタイルが非難されることもある。

 しかし、サンダーのエースのプレーはすべて勝つため。「このゲームのために取り組んできたことは、自分自身や家族の人生に素晴らしいものをもたらしてくれた。もし、このゲームから生じる自分にとって最悪の事態がSNS上における世間の声なんだとしたら、それくらい喜んで受け入れるさ」と意に介していない。

 サンダーはここまでプレシーズンゲーム2連敗。ただ、SGAは7日のミルウォーキー・バックス戦で初出場し、約18分のプレータイムで5本のショットと4本のフリースローをノーミスで沈めて17得点に3リバウンド、5アシストと上々のパフォーマンスを見せている。

 今季もサンダーは優勝候補の筆頭で、チームが好戦績を残せばSGAは自ずとMVP候補に挙がるだろう。開幕前に自信に満ちた発言をしたことでプレッシャーが大きくなるかもしれないが、この男が周囲の声に耳を貸すことなく、勝利を最優先に邁進していくことだけは間違いない。

文●秋山裕之(フリーライター)

「目標を達成できなかった時こそ最も成長できる」SGAがプレーオフ敗退を糧に再起誓う「同じ過ちは繰り返さない」<DUNKSHOOT>

【画像】シャック、アイバーソン、コビー、レブロン、カリー、ヨキッチ…2000年以降のMVPを受賞当時の写真で一挙振り返り!
NEXT
PAGE
【動画】SGAとサンダーが王座奪還へ再出発!