今夏のトレードでボストン・セルティックスからフィラデルフィア・セブンティシクサーズへ移籍したジェイレン・ブラウンは、現在のNBAを代表するウイングプレーヤーだ。
198cm・101kgの屈強な肉体とアスレティック能力を兼備する29歳について、カーメロ・アンソニー(元デンバー・ナゲッツほか)は現地10月15日に公開されたポッドキャスト番組『7PM in Brooklyn with Carmelo Anthony』で、こう形容していた。
「ジェイレン・ブラウンはNBAで最高の2ウェイプレーヤーだ。ウェンビー(ヴィクター・ウェンバンヤマ/サンアントニオ・スパーズ)がいなかったら、彼が最優秀守備選手賞を勝ち獲っていたかもしれないね」
昨季までのキャリア10シーズンで、ブラウンはオールスターに5度、オールNBAチームに2度選出。オールディフェンシブチームに選ばれた経験はないが、相手のエースプレーヤーにしぶとく付きまとって疲弊させ、スローダウンさせる守備には定評がある。
2024年にセルティックスで優勝し、イースタン・カンファレンス・ファイナルとNBAファイナルのMVPを手にした男は、新天地シクサーズでジョエル・エンビードやタイリース・マキシー、レブロン・ジェームズらと結成する“スーパーチーム”の一角として今季へ臨む。
プレシーズンは3試合に出場し、平均23.9分のプレータイムで20.0点、4.0リバウンド、2.3アシストにフィールドゴール成功率58.3%と絶好調。20日(日本時間21日)に敵地マディソンスクエア・ガーデンで迎えるニューヨーク・ニックスとの開幕戦に向け、その注目度は増すばかりだ。
そうしたなか、今月9日に配信した自身のストリーム番組『Jaylen Live』で、ブラウンはアメリカ代表への思いを口にしていた。
「国を代表することは、すごく名誉なことだ。残念ながら、俺は以前ワールドカップに出場した際に敗北という結果に終わった。その後、また同じ経験をしたいと願っていたんだけどね...」
2019年のFIBAワールドカップで、当時22歳だったブラウンは全8試合に先発して平均7.9点、4.1リバウンド、1.4アシストの成績を残すも、チームは大会7位と過去最低の成績に終わった。
さらにその5年後の2024年、実績を積み直前のファイナルでMVPにも輝いてリベンジの機会が訪れたと思われたが、最強メンバーを編成したパリオリンピックでのロスター入りは叶わなかった。
当時はブラウンの落選に疑問の声が上がり、代表スポンサーのナイキ絡みの陰謀論も囁かれたが、マネージングディレクターのグラント・ヒル(元デトロイト・ピストンズほか)はこの噂を否定。ソーシャルメディアを通じて“嚙みついた”過去があるブラウンはこうも話していた。
「おそらく、俺はもう(代表に)選ばれることはないだろう。いろんな事情を考えると、今後アメリカ代表でプレーする機会はないんじゃないかなと思っている」
アメリカ代表は、2028年のロサンゼルス・オリンピックで大会6連覇がかかっている。2年後の五輪開幕時点で31歳と、年齢的にはブラウンが代表入りを飾る可能性はゼロではないだろう。
ただ、同ポジションにはアンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)やジェイソン・テイタム(セルティックス)、スコッティ・バーンズ(トロント・ラプターズ)、クーパー・フラッグ(ダラス・マーベリックス)ら候補がひしめくだけに、本人はアメリカ代表へ復帰する道は限りなく狭いと見ているのかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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198cm・101kgの屈強な肉体とアスレティック能力を兼備する29歳について、カーメロ・アンソニー(元デンバー・ナゲッツほか)は現地10月15日に公開されたポッドキャスト番組『7PM in Brooklyn with Carmelo Anthony』で、こう形容していた。
「ジェイレン・ブラウンはNBAで最高の2ウェイプレーヤーだ。ウェンビー(ヴィクター・ウェンバンヤマ/サンアントニオ・スパーズ)がいなかったら、彼が最優秀守備選手賞を勝ち獲っていたかもしれないね」
昨季までのキャリア10シーズンで、ブラウンはオールスターに5度、オールNBAチームに2度選出。オールディフェンシブチームに選ばれた経験はないが、相手のエースプレーヤーにしぶとく付きまとって疲弊させ、スローダウンさせる守備には定評がある。
2024年にセルティックスで優勝し、イースタン・カンファレンス・ファイナルとNBAファイナルのMVPを手にした男は、新天地シクサーズでジョエル・エンビードやタイリース・マキシー、レブロン・ジェームズらと結成する“スーパーチーム”の一角として今季へ臨む。
プレシーズンは3試合に出場し、平均23.9分のプレータイムで20.0点、4.0リバウンド、2.3アシストにフィールドゴール成功率58.3%と絶好調。20日(日本時間21日)に敵地マディソンスクエア・ガーデンで迎えるニューヨーク・ニックスとの開幕戦に向け、その注目度は増すばかりだ。
そうしたなか、今月9日に配信した自身のストリーム番組『Jaylen Live』で、ブラウンはアメリカ代表への思いを口にしていた。
「国を代表することは、すごく名誉なことだ。残念ながら、俺は以前ワールドカップに出場した際に敗北という結果に終わった。その後、また同じ経験をしたいと願っていたんだけどね...」
2019年のFIBAワールドカップで、当時22歳だったブラウンは全8試合に先発して平均7.9点、4.1リバウンド、1.4アシストの成績を残すも、チームは大会7位と過去最低の成績に終わった。
さらにその5年後の2024年、実績を積み直前のファイナルでMVPにも輝いてリベンジの機会が訪れたと思われたが、最強メンバーを編成したパリオリンピックでのロスター入りは叶わなかった。
当時はブラウンの落選に疑問の声が上がり、代表スポンサーのナイキ絡みの陰謀論も囁かれたが、マネージングディレクターのグラント・ヒル(元デトロイト・ピストンズほか)はこの噂を否定。ソーシャルメディアを通じて“嚙みついた”過去があるブラウンはこうも話していた。
「おそらく、俺はもう(代表に)選ばれることはないだろう。いろんな事情を考えると、今後アメリカ代表でプレーする機会はないんじゃないかなと思っている」
アメリカ代表は、2028年のロサンゼルス・オリンピックで大会6連覇がかかっている。2年後の五輪開幕時点で31歳と、年齢的にはブラウンが代表入りを飾る可能性はゼロではないだろう。
ただ、同ポジションにはアンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)やジェイソン・テイタム(セルティックス)、スコッティ・バーンズ(トロント・ラプターズ)、クーパー・フラッグ(ダラス・マーベリックス)ら候補がひしめくだけに、本人はアメリカ代表へ復帰する道は限りなく狭いと見ているのかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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