NBA

手負いのブレイザーズにさらなる追い打ち。エースのリラードが右ヒザ捻挫でレイカーズとの第5戦を欠場へ

ダンクシュート編集部

2020.08.26

リラードは第2戦で左手の人差し指を脱臼して途中退場。さらに昨日行なわれた第4戦で右ヒザを捻挫し、第5戦の欠場が決まった。(C)Getty Images

 ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードが、ロサンゼルス・レイカーズとのファーストラウンド第5戦を欠場することが発表された。

 リラードは8月24日(日本時間25日、以下同)に行なわれた第4戦の第3クォーターに負傷。MRI検査の結果、右ヒザの捻挫と診断された。

 7月31日からスタートしたシーディングゲーム(順位決定戦)でブレイザーズの大黒柱は40点以上を4試合で叩き出すなど、8試合で平均37.6点、4.3リバウンド、9.6アシストをあげてMVPを受賞。メンフィス・グリズリーズと対戦したプレーイン・ゲーム(8位決定戦)でも31得点、10アシストの活躍を披露し、チームを逆転でプレーオフに導いた。ただその一方で、すべての試合で38分以上出場しており、レイカーズとの第2戦では左手人差し指を脱臼と、満身創痍の状態だった。

 もともとブレイザーズはフォワードのトレバー・アリーザとケイレブ・スワニガンが家庭の事情、スウィングマンのロドニー・フッドがケガでシーディングゲームを欠場し、先発パワーフォワードのザック・コリンズも右足首の負傷でシーズン終了が決定。ただでさえメンバーが少ないなかでの戦いを強いられていた。
 
 チームは第1シードのレイカーズ相手に初戦を100-93で制してアドバンテージを取るも、その後3連敗を喫して崖っぷちの状態に。26日に開催される第5戦ではリラードに代わり、CJ・マッカラムとカーメロ・アンソニーがオフェンスの中心を担うことになる。そのほかにもセンターのユスフ・ヌルキッチ、若手ガードのゲイリー・トレントJr.とアンファニー・サイモンズの奮闘にも期待がかかるが、マブズ戦での61得点など得点を量産し、今季リーグ3位の平均30.0点を稼いだエースの抜けた穴はあまりに大きい。

 対するレイカーズはレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスの2枚看板に加え、ダニー・グリーン、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、ベンチにもカイル・クーズやドワイト・ハワードなどが控えており、攻守で多くの武器を持っている。

 昨季はリラード&マッカラムのガードコンビを中心にウエスタン・カンファレンス3位の53勝をあげ、プレーオフでも2000年以来、19年ぶりにカンファレンス決勝まで勝ち進んだブレイザーズ。しかし現在のチーム状況を考えると、今季は1回戦で姿を消すことになりそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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