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NBA

ポールがサンズ、ホリデーはバックスへ!トレード解禁から実力派ガードの移籍が相次ぐ

ダンクシュート編集部

2020.11.17

ポール(右)はサンズ、ホリデー(左上)はバックス、シュルーダー(左下)はレイカーズへのトレードが決まった。(C)Getty Images

ポール(右)はサンズ、ホリデー(左上)はバックス、シュルーダー(左下)はレイカーズへのトレードが決まった。(C)Getty Images

 2020-21シーズンの開幕日が12月22日(日本時間23日、日付は以下同)に決まった。フリーエージェント(FA)選手との交渉が解禁されるのは11月20日だが、16日にトレードが解禁され、いくつかの取引が合意に至っている。ここでは、これまで成立した主な移籍を紹介しよう(チーム名は略称)。

サンズ⇔サンダー
■サンズ獲得:クリス・ポール、アブドゥル・ネイダー
■サンダー獲得:リッキー・ルビオ、ケリー・ウーブレイJr.、ジェイレン・レック、2022年のドラフト1巡目指名権
 レイカーズや古巣クリッパーズへの移籍が噂されていたポールだが、今年のシーディングゲーム(順位決定戦)で8戦全勝という好成績を収めたサンズ行きが決まった。経験豊富な35歳のプレーメーカーは昨季、前評判の低かったサンダーをプレーオフに導き、健在ぶりを見せつけた。新天地ではエースのデビン・ブッカー、伸び盛りのビッグマン、ディアンドレ・エイトンら、有望な若手をどう生かすのか注目される。

バックス⇔ペリカンズ
■バックス獲得:ドリュー・ホリデー
■ペリカンズ獲得:エリック・ブレッドソー、ジョージ・ヒル、将来のドラフト指名権×3
 2年連続でリーグ最高勝率を残しながら、プレーオフで完敗を喫しているバックスが、ペリカンズから元オールスターガードのホリデーを獲得。30歳のベテランはキャリア11年目の昨季、61試合中56戦で2桁得点をあげ、平均19.1点を稼いだ。さらに2018、19年にはオールディフェンシブチームに選ばれているように、守備力も折り紙付き。攻守で貢献が見込めるホリデーの加入で、大黒柱のヤニス・アデトクンボはオフの間に延長契約にサインするかもしれない。
 
バックス⇔キングス
■バックス獲得:ボグダン・ボグダノビッチ
■キングス獲得:ドンテ・ディビンチェンゾ、アーサン・イリャソワ、DJ・ウィルソン
 昨季、キャリアハイの平均15.1点をマークしたボグダノビッチがサイン&トレードで強豪バックスへ。ベテランのウェスリー・マシューズが完全FAになっただけに、28歳のセルビア人は、新加入のホリデーとともに先発起用が予想される。

レイカーズ⇔サンダー
■レイカーズ獲得:デニス・シュルーダー
■サンダー獲得:ダニー・グリーン、2020年のドラフト1巡目指名権
 サンダー加入2年目の昨季に平均18.9点をあげ、シックスマン投票で2位に入ったシュルーダーが王者レイカーズへ入団。新チームでの起用法は未定だが、先発でも控えでもコンスタントに2桁得点を稼ぐことができる27歳のドイツ人PGは、チームにとって大きな戦力となるはずだ。

ブレイザーズ⇔ロケッツ
■ブレイザーズ獲得:ロバート・コビントン
■ロケッツ獲得:トレバー・アリーザ、2020、21年のドラフト1巡目指名権
 コビントンは今年2月にロケッツに加入し、攻守で安定したプレーを見せていたが、チームはトレードを決断。代わりにベテランのアリーザとドラフト指名権を獲得した。なお、アリーザはこれで3度目のロケッツ在籍となる。

 ポール、ホリデー、ルビオなど、トレード解禁から実力派ガードの移籍が続出。さらにジェームズ・ハーデン、ラッセル・ウエストブルック(ロケッツ)といったスーパースターにもトレードの噂が聞かれる。ドラフト日(18日)のトレードやFA移籍を含め、今後の動きからも目が離せない。

構成●ダンクシュート編集部

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