NBA

万全のコンディションで2年目を迎えるザイオン・ウィリアムソン「制限なしでプレーできることにワクワクしている」

秋山裕之

2020.12.13

2019年ドラフト全体1位のザイオンが、2年目の開幕を前に意気込みを語った。(C)Getty Images

「今の俺は健康体で、最高な状態さ。なんの制限もなしにプレーできているから楽しいね。5対5もそうだし、フィジカル面でもそう。大好きなことを楽しんでできているよ」

 12月11日(日本時間12日、日付は以下同)。キャリア2年目を迎えたニューオリンズ・ペリカンズのザイオン・ウィリアムソンが、現在のコンディションについてそう明かした。

 2019年ドラフト全体1位指名の逸材は、昨季開幕直前に右ヒザの半月板を損傷したことで欠場が続き、NBAデビューを飾ったのは開幕から3か月が経った1月中旬。それでも、デビュー以降は爆発的な身体能力と屈強な肉体を武器に鮮烈なインパクトを残し、計24試合に出場して平均22.5点、6.3リバウンド、2.1アシストをマーク。フィールドゴール成功率は驚異の58.3%を記録し、オールルーキー1stチームにも選ばれた。

 11日の練習後、ザイオンは出場時間や動きに制限があった昨季とは違い、今季は伸び伸びプレーできていると語った。
 
「(昨季は)常に制限があった。いいかい、俺はこれまで何回このことを言ってきたか分からないけど、制限があるというのは楽しくないんだ。コートへ出たら、あっという間に時間が過ぎてしまう。5分出たとしてもたった1分くらいに感じていた。でも今は制限なしでプレーできる。特定の動きとかの心配もなくね。だからワクワクしているんだ。大好きなバスケットボールができることにね」

 ザイオン擁するペリカンズは、今季からスタン・ヴァン・ガンディHC(ヘッドコーチ)が就任。このオフに再契約したブランドン・イングラムやロンゾ・ボール、JJ・レディックといったメンバーに加え、スティーブン・アダムズやエリック・ブレッドソー、ヴィリー・エルナンゴメスといった新戦力を加えた。

 ヴァン・ガンディHCはリーグ有数のディフェンシブなチームを構築することで知られ、今季はザイオンのディフェンス面における向上も期待できそうだ。フィジカル面でより自由に動くことができていることについて、ザイオンは「正直、それが俺の身体の動きなんだ」と切り出し、こう続けている。
 
NEXT
PAGE
「昨シーズンはIQに頼ることしかできず、身体は特定のことができなかった」