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東日本大震災で日本を支援したNBA選手たち――得点に応じた金額を寄付、コビーやレブロンからのメッセージ〈DUNKSHOOT〉

ダンクシュート編集部

2021.03.11

この年のMVPに輝いたローズは、自身の得点に応じた金額を寄付する形で日本への支援を行なった。(C)Getty Images

 2011年3月11日に発生した東日本大震災から10年。当時、NBAには日本人選手は存在しなかったものの、多くの選手や関係者が被災地に祈りを捧げ、支援の意を表明した。

 震災当時、両親が東京にいたというコビー・ブライアント(当時ロサンゼルス・レイカーズ)は「私の思いと祈りは皆さんとともにあります」と語り、NBAの顔として、赤十字のプラットフォームを通じた義援金の募金を呼びかけた。

 震災から約2週間後の3月24日には、当時シカゴ・ブルズのデリック・ローズ(現ニューヨーク・ニックス)が、試合で1点をあげるごとに1000ドル(約8万4000円)を寄付することを発表。ローズは翌日の試合で24得点をあげ、2万4000ドルを寄付した。

 同様の活動はラッセル・ウエストブルック(当時オクラホマシティ・サンダー/現ワシントン・ウィザーズ)やパウ・ガソル(当時レイカーズ/現バルセロナ)、マルク・ガソル(当時メンフィス・グリズリーズ/現レイカーズ)、ラマーカス・オルドリッジ(当時ポートランド・トレイルブレイザーズ/現サンアントニオ・スパーズ)、アル・ホーフォード(当時アトランタ・ホークス/現サンダー)、ダニーロ・ガリナーリ(当時デンバー・ナゲッツ/現ホークス)などおよそ20選手が行ない、海の向こうから日本を支援してくれた。
 
 ほかにも多くの選手が日本を心配し、被災地へのコメントを発表。以下はSNSなどで発信された投稿の一部だ。

「悲劇に見舞われた日本のすべての家族たちに祈りを捧げたい」レブロン・ジェームズ(当時マイアミ・ヒート/現レイカーズ)

「日本の人々へ思いと祈りを捧げます」ダーク・ノビツキー(当時ダラス・マーベリックス)

「日本のことを考えている……ハワイと被災地の皆さんが無事でありますように」スティーブ・ナッシュ(当時フェニックス・サンズ/現ブルックリン・ネッツHC)

「日本で起こっていることを見るのがすごく辛かった。(2006年の世界選手権で)我々(アルゼンチン代表)は仙台空港で降りたし、地元の方々の優しさを感じた。出来る限りすべてがノーマルになることを祈っています」マヌ・ジノビリ(当時スパーズ)

構成●ダンクシュート編集部
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【動画】日本への支援を呼びかけたコビー・ブライアントのメッセージ