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「このチームに不可欠!」八村塁の奮闘ぶりを指揮官が絶賛! 「巻き返しには彼の貢献が必須」とべた褒め<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.04.06

八村は3月の14試合で平均17.0点、6.4リバウンド、1.2アシストの好成績をマークした。(C)Getty Images

 4月5日(日本時間6日)のワシントン・ウィザーズとトロント・ラプターズによる一戦は、八村塁と渡邊雄太という、日本の至宝たちによる今季初の日本人対決が期待されていた。

 だが、2月10日(渡邊が左足首捻挫のため欠場)に続き、この日は八村が右肩の張りのため欠場となり、両者のマッチアップは5月6日の今季最終戦までお預けとなった。

「ルイは今日欠場する。どのくらい離脱するかについては分からない。長引かないことを願っている。彼はこのチームにとって欠かせない存在なんだ。これからもどんどん成長していってほしいね」

 試合前、スコット・ブルックス・ヘッドコーチ(HC)は八村についてそう話しており、具体的な復帰時期は未定だとした。23歳のフォワードは、3月は14試合にフル出場し、11試合で2桁得点。3月29日のインディアナ・ペイサーズ戦では26得点、30日のシャーロット・ホーネッツ戦ではキャリアハイタイとなる30得点、月平均では17.0点、6.4リバウンド、1.2アシストと好成績をマークしていた。

【動画】自己最多タイの30得点を叩き出した八村のホーネッツ戦ハイライト!
 そんな獅子奮迅ぶりの活躍を示した八村に指揮官も「先月は個人として、これまでで最も活躍した月だった。どんどん自信に満ちあふれてきた。肩の違和感があって残念だ。彼にとっては、貴重な出場時間を逃してしまっている。同時に、彼はこのチームに不可欠なんだ。チームが巻き返すためには彼の貢献が必須となる」と大きな期待を寄せている。

 5日の試合は、ウィザーズが11点リードで最終クォーターを迎えたものの、ラプターズの追い上げに遭って逆転を許してしまう。その後、逆転まで持ち込むも、最後はゲイリー・トレントJr.のブザービーターとなる3ポイントが決まって101-103で惜敗。

 4連敗のウィザーズはイータン・カンファレンス13位に転落。得点源のブラッドリー・ビールと八村の戦列復帰が待たれる。

 なお、両チームによる今季最終戦が組まれている5月6日は、シーズン終盤戦であり、シード順争いが激化している時期でもある。そうした真剣勝負の舞台で、八村と渡邊が同じコートで直接対決するシーンが訪れることを、是非とも見たいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
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