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リハビリに励むトンプソンの苦悩を同僚グリーンが慮る「チームにいるのにその輪から離れているようなもの」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.04.27

幸いにもトンプソン(左)のリハビリは順調とのこと。ただその苦しむ様子をグリーン(右)は心配している。(C)Getty Images

 ここ2シーズン、ゴールデンステイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソンはコートから遠ざかっている。トロント・ラプターズと対戦した2019年のNBAファイナル第6戦で、左ヒザの前十字靭帯を断裂し翌2019-20シーズンを全休。そしてようやく復帰できるかと思われた矢先、今季開幕直前に今度は右アキレス腱を断裂。完全復活する予定だった2020-21シーズンも全休を余儀なくされてしまった。

 立て続けに困難に直面しているトンプソンだが、復帰に向けたリハビリはゆっくりと、しかし着実に進んでいるという。ウォリアーズがキングスに勝利した4月25日(日本時間26日、日付は以下同)の試合後、スティーブ・カー・ヘッドコーチ(HC)が明かしたトンプソンの現状は、ファンを喜ばせるのに十分なものだった。

『The Athletic』の記者アンソニー・スレイター氏によれば、リハビリとしてランニングを行なう段階に来ているとのこと。カーHCは「今後2~3週間以内にランニングができるペース」と話したそうだ。その一方で、ここ2年で2度も大ケガを経験しているため、復帰を急いで無理はさせたくないとも考えているという。
 
 また、チームメイトのドレイモンド・グリーンは、リハビリに励むトンプソンの苦しみについて『NBC Sports Bayarea』に語っている。

「時にはアップダウンもあると思うよ。彼が俺を捕まえて、みんなと大声でくだらないことを話したりしながら、最高の日を過ごしていることもある。だけど、そうじゃない日もある。そしてそういう日にこそみんなが必要なんだ。彼を見てくれ。毎日ウエイトルームでリハビリしていたら、退屈で仕方ないよね。チームと一緒にいるのに、その輪から離れているようなものだ。同じスケジュールじゃないし、同じことをしているわけでもない。それは難しいことだよ」

「俺は幸いにも長期のリハビリを経験したことはないけど、聞いた話によれば叫びたくなるような日もあるみたいだからね。彼のためにできる限りのサポートをしてあげたいと思っているよ」
 
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