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NBA

「ファンのやりたい放題ではいけない」ポップコーンを投げられたウエストブルックが怒り心頭!「処分が必要だ」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.05.27

プレーオフ1回戦の第2戦、ウィザーズのウエストブルックは敵地のファンからポップコーンを投げかけられ、怒りを露わにした。(C)Getty Images

プレーオフ1回戦の第2戦、ウィザーズのウエストブルックは敵地のファンからポップコーンを投げかけられ、怒りを露わにした。(C)Getty Images

 ワシントン・ウィザーズはプレーオフ第2戦でフィラデルフィア・セブンティシクサーズに95-120で完敗。試合後の会見で選手たちは敗戦に対する質問に答えたが、ラッセル・ウエストブルックはコート外のある騒動についてファンへ苦言を呈した。

「とても失礼な行為だ」

 ウエストブルックがそう語ったのは、試合終盤に足首を負傷してロッカールームへ戻ろうとした時のこと。コートからロッカーへ続く通路の途中で、いきなり頭上からポップコーンを浴びせられたのだ。それが敵地のファンによるものだと分かった途端、ウエストブルックは怒りを露わにし、周囲のスタッフになだめられる事態となった。

 結局、ウエストブルックはこの試合はコートに戻らずチームも大敗したものの、試合後の会見でこの件に話が及ぶと、怒りを抑えて冷静に語った。
 
「違う場所だったらファンはこんな行動を取らない。道端で俺にポップコーンをぶっかけてくるわけがないだろ?スター選手が野次られるのはよくあることだ。それは構わない。『ウエストブルック、下手くそ』とか『シュートが下手』とかの類は全然許せることだ。しかし、家族に対することや誹謗中傷、あるいはポップコーンを選手にかける行為は許せない。(普段は)我慢して反応しないようにしているが、ファンに対する処分が必要だ。こういうことがまた起こらないようにしないといけない。ファンのやりたい放題ではいけない」

 ファンにとって、対戦相手の選手に野次やブーイングを送るのはライブ観戦の楽しみのひとつかもしれないが、ウエストブルックの言うように、それは最低限のマナーと礼儀があって初めて成り立つもの。今回のように選手に物を投げつけたり、人格を否定するような言葉を浴びせるのは許されることではない。実際、ポップコーンをかけた観客は強制退場となり、会場となったウェルズ・ファーゴ・センターの責任者も「容認できない行動」と声明を出している。

 思わぬ“場外攻撃”を受けたウエストブルックだが、チームのリーダーとしてすでに前を向いている。3日後の第3戦に向けて足首の治療に専念しつつ、「相手はホームで両方勝った。次は我々の番だ」と、ワシントンDCに舞台を移して迎える次戦からの巻き返しを誓った。

構成●ダンクシュート編集部
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