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東京五輪

八村塁と渡邊雄太が東京五輪を回想「世界との差はあるが、成長できている」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.08.05

目標だった1勝を掴むことは出来なかったが、日本代表は八村(左)と渡邊(右)を中心に最後までチーム一丸となって戦い抜いた。(C)Getty Images

目標だった1勝を掴むことは出来なかったが、日本代表は八村(左)と渡邊(右)を中心に最後までチーム一丸となって戦い抜いた。(C)Getty Images

 バスケットボール男子日本代表は、1976年のモントリオール大会以来45年ぶりに五輪に出場。チームは八村塁(ワシントン・ウィザーズ)、渡邊雄太(トロント・ラプターズ)という2人の現役NBA選手、オーストラリアリーグでプレーする馬場雄大ら若手有望株を擁し、“史上最強”と言われていたが、結果は3戦全敗で予選ラウンド敗退となった。

 3試合でチームトップの平均22.3点、6.7リバウンドをマークしたエースの八村は「悔しい結果になりましたが、チームとしても個人としても成長することができ、次のオリンピックやワールドカップにつながる大会になったことは良かったです」と大会を総括。

 そして「いつもはそれぞれ違うチームで戦っていますが、所属チームに帰ってもオリンピックの経験を忘れずに、2024年のパリオリンピックや2023年ワールドカップに向けて取り組んでいきたいです」と決意を述べた。

 チームキャプテンを務めた渡邊は「今回のオリンピックは残念ながら3連敗という結果に終わってしまいましたが、選手12名とスタッフやコーチ陣とともに全力を出しきれたと思っています。まだまだ世界との差はありますが、確実に自分たちは成長できています。この悔しさをしっかりバネにして、次のワールドカップで世界を相手に勝てるように頑張っていきたい」と前向きにコメント。
 
 渡邊は最後にファンに向けて感謝の言葉を述べた。

「たくさんの応援ありがとうございました。今回は無観客でしたが、SNSなどを通して、皆さんの応援の声は僕たちにいつも届いていました。残念ながら1勝はできませんでしたが、皆さんの応援を胸に、もっと成長した日本代表の姿をワールドカップで見せられるように頑張りますので、今後とも応援よろしくお願いします。ありがとうございました」

 目標だった五輪での“1勝”は掴めなかったが、八村と渡邊の両者が「チームとして成長できている」と語ったように、今大会の日本代表は個々の選手が可能性を示し、最後まで一丸となって戦い抜いた。

 2023年のワールドカップ、24年のパリオリンピックではさらに進化を遂げ、日本男子バスケが世界を驚かせることを期待したい。

構成●ダンクシュート編集部
 

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