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「彼は過小評価されている」ハワードがウエストブルックに最大級の賛辞!「ロサンゼルスの誰もが感謝する」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.08.25

ハワード(左)は今季からレイカーズでチームメイトになるウエストブルック(右)について「過小評価されている」と語った。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズは今オフ、レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスの2枚看板の負担を軽減すべく、ラッセル・ウエストブルック、カーメロ・アンソニー、ドワイト・ハワードといったオールスター選手、さらに若手のケンドリック・ナン、マリーク・モンクという若手を加えるなど大補強を敢行した。

 今季の優勝候補に挙げられるなか、新加入組で最も注目されているのがガードのウエストブルックだ。32歳の司令塔は、NBA13年間で平均23.2点、7.4リバウンド、8.5アシストをマーク。ワシントン・ウィザーズでプレーした昨季は平均22.2点、11.5リバウンド、11.7アシストでキャリア4度目のシーズントリプルダブルを達成している、

 そんななか、8月に1年ぶりにレイカーズに復帰したハワードは、ウエストブルックはもっと尊敬に値する存在だと考えているという。アメリカのスポーツサイト『SBNATION』に新しいチームメイトについて以下のように語った。

「彼は過小評価されている。ラスのような男がいると、一晩で15、16、20得点を記録できると思う。彼は12リバウンド、10アシストを獲得し、毎晩110%でプレーしている。どうしてそれを評価できないのか」

 続けてハワードは「俺は評価しているよ、ラス!」とメッセージを送り「俺たちは同じチームでゲームをしたことはないけど、彼がしてくれたことに感謝している。そして、シーズンの終わりにそのトロフィーを掲げている時、ロサンゼルスの誰もがそれを感謝するだろうと思う」と述べた。
 
 リーグ屈指のオールラウンドガードは、昨季途中にレジェンドのオスカー・ロバートソンの通算トリプルダブル数(181回)を上回り、歴代トップに浮上(184回)。過去5シーズンのうち4シーズンで平均トリプルダブルを記録している。

 ただ、ウエストブルックが平均トリプルダブルを達成した4シーズン、チームはすべてプレーオフ1回戦負けと、大舞台で結果を残せていないのも事実。キャリアでもファイナル進出は、オクラホマシティ・サンダー時代(12年)の1度にとどまっている。

 またウエストブルックはボールを長く持つプレースタイルのため、新天地でレブロン、デイビスとの共存を心配する声も多い。だがハワードはこのビッグ3について「うまく機能すると思う」と断言した。

「彼は以前(所属したチームで)、KD(ケビン・デュラント)とジェームズ(ハーデン)、ブラッドリー・ビールら、多くのスーパースターとプレーしてきたから、それが問題になることはない」

 レイカーズの入団会見で「自分の仕事はレブロンを楽にすること。ボールを持たなくてもゲームにインパクトを与えられる方法はある」と語ったウエストブルック。カリフォルニア出身のガードは、地元球団にフィットし初の優勝を果たせるだろうか。

構成●ダンクシュート編集部
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