レブロン・ジェームズやアンソニー・デイビスといったスター選手を多く擁するロサンゼルス・レイカーズが6勝5敗と開幕から波に乗り切れないのに対し、ザック・ラビーンとデマー・デローザンの2枚看板体制となったシカゴ・ブルズは7勝3敗と好スタートを切った。
前者になくて、後者にあるもの――。それが今季フリーエージェントで移籍したアレックス・カルーソだ。NBA関係者からは、このいぶし銀のロールプレーヤーを手放したのは失敗だったと指摘する声も上がっている。
レイカーズは今夏に大型補強を敢行。大型トレードでラッセル・ウエストブルック、フリーエージェントでカーメロ・アンソニー、ドワイト・ハワード、ラジョン・ロンドとオールスター経験者を次々と獲得し、リーグ随一の豪華な陣容を完成させた。
しかし、レイカーズはここまでウエスタン・カンファレンス8位と勢いに乗れていない。レブロンが腹部の張りで離脱中に加え、ウエストブルックもミスや強引なシュートが目立ち、フィットしていない状況。平均得点がリーグ4位(111.5)なのに対し、平均失点はワースト3位(112.4)と課題を露呈している。
そのなかで、『Bleacher Report』のエリック・ピンカス記者が「彼のような価値ある選手を手放すのはひどい決断だ」と指摘したのが、2017-18シーズンから4年間所属したカルーソの移籍だ。ドラフト外からGリーグも経験し、2WAY契約から這い上がってきたコンボガードは、ディフェンスなどのハッスルプレーでチームを盛り立て、レイカーズファンからもレブロンやデイビスに負けない人気を誇っていた。
レイカーズにとって、隠れたキーマンの1人だったカルーソは、今夏に4年総額3700万ドル(約42億円)でブルズへ移籍。10試合すべてベンチスタートで平均7.8点ながら、平均スティールではリーグ5位の平均2.30本をマークし、平均失点でリーグ5位(101.9)のチームを支えている。
ピンカス記者によれば、あるイースタン・カンファレンス幹部は、「(レイカーズのシニアアドバイザーの)カート・ランビスがカルーソをチームから離れさせた理由が分からない。ランビスは"ショータイム・レイカーズ"のカルーソだった」と言及。1980年代、レイカーズが獲得した5個のタイトルのうち、4回を経験したランビスとカルーソを比較し、チームの潤滑油役を失ったと指摘している。
そのほかにも、「レイカーズはこの滑稽な出来事を犯した。何を考えていたのか分からない」(イースタン・カンファレンス幹部)「カルーソはオフェンスの才能はないかもしれないが、すべての小さなことに高いIQを誇っているし、明らかに魅力的なディフェンダーだ」(ウエスタン・カンファレンス幹部)と、カルーソが去った穴は大きいと考える関係者は多いようだ。
現地時間11月15日(日本時間16日)と12月19日(20日)に予定されているレイカーズとブルズの直接対決では、さらに明暗が色濃く分かれるのか。
構成●ダンクシュート編集部
前者になくて、後者にあるもの――。それが今季フリーエージェントで移籍したアレックス・カルーソだ。NBA関係者からは、このいぶし銀のロールプレーヤーを手放したのは失敗だったと指摘する声も上がっている。
レイカーズは今夏に大型補強を敢行。大型トレードでラッセル・ウエストブルック、フリーエージェントでカーメロ・アンソニー、ドワイト・ハワード、ラジョン・ロンドとオールスター経験者を次々と獲得し、リーグ随一の豪華な陣容を完成させた。
しかし、レイカーズはここまでウエスタン・カンファレンス8位と勢いに乗れていない。レブロンが腹部の張りで離脱中に加え、ウエストブルックもミスや強引なシュートが目立ち、フィットしていない状況。平均得点がリーグ4位(111.5)なのに対し、平均失点はワースト3位(112.4)と課題を露呈している。
そのなかで、『Bleacher Report』のエリック・ピンカス記者が「彼のような価値ある選手を手放すのはひどい決断だ」と指摘したのが、2017-18シーズンから4年間所属したカルーソの移籍だ。ドラフト外からGリーグも経験し、2WAY契約から這い上がってきたコンボガードは、ディフェンスなどのハッスルプレーでチームを盛り立て、レイカーズファンからもレブロンやデイビスに負けない人気を誇っていた。
レイカーズにとって、隠れたキーマンの1人だったカルーソは、今夏に4年総額3700万ドル(約42億円)でブルズへ移籍。10試合すべてベンチスタートで平均7.8点ながら、平均スティールではリーグ5位の平均2.30本をマークし、平均失点でリーグ5位(101.9)のチームを支えている。
ピンカス記者によれば、あるイースタン・カンファレンス幹部は、「(レイカーズのシニアアドバイザーの)カート・ランビスがカルーソをチームから離れさせた理由が分からない。ランビスは"ショータイム・レイカーズ"のカルーソだった」と言及。1980年代、レイカーズが獲得した5個のタイトルのうち、4回を経験したランビスとカルーソを比較し、チームの潤滑油役を失ったと指摘している。
そのほかにも、「レイカーズはこの滑稽な出来事を犯した。何を考えていたのか分からない」(イースタン・カンファレンス幹部)「カルーソはオフェンスの才能はないかもしれないが、すべての小さなことに高いIQを誇っているし、明らかに魅力的なディフェンダーだ」(ウエスタン・カンファレンス幹部)と、カルーソが去った穴は大きいと考える関係者は多いようだ。
現地時間11月15日(日本時間16日)と12月19日(20日)に予定されているレイカーズとブルズの直接対決では、さらに明暗が色濃く分かれるのか。
構成●ダンクシュート編集部