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NBA

「彼はバスケ界を変えた」名手ノビツキーがカリーの功績と人間性を絶賛!「超いいヤツだから、皆が応援したくなる」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.12.14

ノビツキー(左)はカリーの功績を称えるとともに、人間性も高く評価していた。(C)Getty Images

ノビツキー(左)はカリーの功績を称えるとともに、人間性も高く評価していた。(C)Getty Images

 ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーは、現地時間12月13日のインディアナ・ペイサーズ戦で5本の3ポイントを成功。これで通算成功数2972本となり、レイ・アレンが保持するNBA史上最多記録(2973本)まであと1本へ迫った。

 キャリア13年目の今季はここまで25試合に出場し、平均27.1点、5.6リバウンド、6.3アシストを記録。そんななか、ダラス・マーベリックスのレジェンドでNBA75周年記念チームにも選ばれたダーク・ノビツキーが『NBA.com』でカリーについて、次のように話した。

「今は誰も記録を破ることについて観ているとは思えないね。それは彼のシューティングがあまりにもすごくて、観ていて楽しいからさ。彼はまさにバスケ界を変えたんだ。今の子どもたちは3ポイントラインから遠く離れた位置からショットを放っている。ハーフコートを過ぎたところからでもオープンなら打たせているくらいだ。それは私がプレーし始めた時には考えられなかったこと。彼はゲームそのものを変えたのさ」

 ドイツ出身のノビツキーは、213センチ・111キロというサイズながらロングレンジや3ポイントラインからも難なく沈める抜群のシュート力を誇ったビッグマン。キャリア平均20.7点を残した欧州史上最高のスコアラーとして、ディフェンダーとの間にスペースを作り出し、片足だけで跳んでから繰り出すワンレッグフェイダウェイジャンパーをリーグへ広めたパイオニアでもある。

 そのノビツキーは現役時代に対戦してきたカリーについてこう話す。
 
「彼は(3ポイントを)いとも簡単に決めているかのように見せてしまう。私のなかではベストシューターであり、ベストなキャッチ&シュートの使い手だ。素晴らしいのはオフ・ザ・ボールの動きにある。彼はドリブルなしでもクイックなスリーを決められるんだ。ほんの1つの動きでショットは決まってしまう。彼のことを観ていてどれだけ楽しいことか」

 ゲームチェンジャー(変革者)となって世界中のプレーヤーたちへ影響を与えているカリー。だが、元NBA選手を父に持つとはいえ、類まれな身体能力が備わっていたわけではない。幼少期から全米の注目を浴びていたわけでもなく、自らの努力によってこの地位を確立したことも見逃せない。

 またノビツキーは、カリーのバスケットボール界に与えた影響力だけでなく、人間性も称賛していた。

「彼のことは皆が応援できる。彼は決して身体能力に恵まれていたわけではないからね。それに小柄でもある。だから皆が彼には共感できるんだと思う。しかも超いいヤツだから、皆が応援したくなるんだよ」

 カリーは早ければ14日のニューヨーク・ニックス戦で、NBAの通算3ポイント成功数で歴代1位へ躍り出ることとなる。はたして、その記念となる長距離砲はキャッチ&シュートなのか、あるいはビハインド・ザ・バック・ドリブルから繰り出すステップバックか、それとも味方との連携から繰り出すプルアップなのか。

 レギュラーシーズンはまだ50試合以上残っているが、カリーによる歴史的瞬間は創設75シーズン目となる今季のNBAを象徴するハイライトになることは間違いない。

文●秋山裕之(フリーライター)
 
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