2019、20年と連続でシーズンMVPに輝き、昨季はミルウォーキー・バックスを50年ぶりの優勝に導いたヤニス・アデトクンボ。今季もリーグ2位の平均29.4点をマークしているほか、11.3リバウンド、6.0アシスト、1.0スティール、1.4ブロック、フィールドゴール成功率54.4%と素晴らしいスタッツを記録しており、今や現役ナンバー1プレーヤーの座に上り詰めたと言っても過言ではないだろう。
それでも、『ESPN』の名物コメンテーターであるスティーブン・A・スミス氏は、アデトクンボよりケビン・デュラントの方が上だと考えているようだ。スミス氏は出演した『NBA Countdown』で、その理由として昨プレーオフのバックス対ブルックリン・ネッツのシリーズを引き合いに出し、こう説明した。
「ケビン・デュラントがサイズ12か13(のシューズ)を履いていたら、ヤニスは家に帰っていたさ。だがそんな話はする必要がない。みんなは都合よく忘れているが、カイリー(アービング)が欠場し、ジェームズ・ハーデン(現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)は片足でプレーしていた。ヤニスがKD(デュラントの愛称)じゃないことはよくわかってるはずだ!今すぐこんな議論にはブレーキをかけよう。ヤニスは素晴らしい。驚異的だよ。だが、彼はケビン・デュラントじゃないんだ」
昨季のイースタン・カンファレンス準決勝、ネッツはアービングが第4戦で右足首を負傷し戦線離脱、ハーデンも右ハムストリングを痛めたまま強行出場したものの、本調子とは程遠かった。そんななか、デュラントはバックスを相手にシリーズ平均35.4点と大暴れ。ほぼ独力で第7戦まで持ち込んでみせた。
そしてその最終戦、ネッツが2点ビハインドの第4クォーター残り1秒、デュラントが劇的なロングジャンパーをヒット。3ポイントで逆転かと思われたが、デュラントのシューズがわずかに3ポイントラインを踏んでいたとして同点止まりとなり、試合は延長の末バックスが勝利、そのまま頂点まで駆け上がった。そしてゲーム後、デュラントが「俺のデカい足がラインを踏んでしまった」と嘆いたように、もしデュラントのシューズがもう少し小さければ、アデトクンボとバックスの昨季の優勝はなかったとスミス氏は主張したいのだろう。
アデトクンボとデュラント、どちらがリーグナンバー1プレーヤーなのか。その決着は、今季のプレーオフでつけるしかない。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】並外れた身体能力とド迫力のダンクでスター街道を驀進!“グリーク・フリーク”ヤニス・アデトクンボの厳選ショット集!
それでも、『ESPN』の名物コメンテーターであるスティーブン・A・スミス氏は、アデトクンボよりケビン・デュラントの方が上だと考えているようだ。スミス氏は出演した『NBA Countdown』で、その理由として昨プレーオフのバックス対ブルックリン・ネッツのシリーズを引き合いに出し、こう説明した。
「ケビン・デュラントがサイズ12か13(のシューズ)を履いていたら、ヤニスは家に帰っていたさ。だがそんな話はする必要がない。みんなは都合よく忘れているが、カイリー(アービング)が欠場し、ジェームズ・ハーデン(現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)は片足でプレーしていた。ヤニスがKD(デュラントの愛称)じゃないことはよくわかってるはずだ!今すぐこんな議論にはブレーキをかけよう。ヤニスは素晴らしい。驚異的だよ。だが、彼はケビン・デュラントじゃないんだ」
昨季のイースタン・カンファレンス準決勝、ネッツはアービングが第4戦で右足首を負傷し戦線離脱、ハーデンも右ハムストリングを痛めたまま強行出場したものの、本調子とは程遠かった。そんななか、デュラントはバックスを相手にシリーズ平均35.4点と大暴れ。ほぼ独力で第7戦まで持ち込んでみせた。
そしてその最終戦、ネッツが2点ビハインドの第4クォーター残り1秒、デュラントが劇的なロングジャンパーをヒット。3ポイントで逆転かと思われたが、デュラントのシューズがわずかに3ポイントラインを踏んでいたとして同点止まりとなり、試合は延長の末バックスが勝利、そのまま頂点まで駆け上がった。そしてゲーム後、デュラントが「俺のデカい足がラインを踏んでしまった」と嘆いたように、もしデュラントのシューズがもう少し小さければ、アデトクンボとバックスの昨季の優勝はなかったとスミス氏は主張したいのだろう。
アデトクンボとデュラント、どちらがリーグナンバー1プレーヤーなのか。その決着は、今季のプレーオフでつけるしかない。
構成●ダンクシュート編集部
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