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シモンズのネッツデビューは来季に持ち越し? 現地記者は「プレーインでの復帰は現実的ではない」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.04.04

シモンズの新天地デビューは、もう少し先の話になりそうだ。(C)Getty Images

 現地時間2月10日のトレード・デッドライン当日、フィラデルフィア・セブンティシクサーズからブルックリン・ネッツへ移籍したベン・シモンズ。この大型PG(ポイントガード)がケビン・デュラント、カイリー・アービングという2大スターとどのようなプレーを見せるのかに注目が集まっていたが、3人が揃ってコートに立つ日は来シーズンに持ち越されるかもしれない。

 シクサーズでの出場を拒否していた今季のシモンズは、トレード前に1試合もプレーしていなかったこともあり、コンディションを整えたうえで3月中旬の新天地デビューが予想されていた。

 しかし、同月21日に椎間板ヘルニアが判明したために復帰プランが白紙に。現在はワークアウトを開始しているものの、米スポーツ専門局『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によれば軽めのシューティングにとどまっており、ゲームに出場するレベルにはないという。

 現在のネッツは40勝38敗(勝率51.3%)でイースタン・カンファレンス10位。4月12日から始まるプレーイン・トーナメント進出が決定しているが、ウォジナロウスキー記者は「プレーインが始まるまでの9日間で、シモンズの準備が整うという考えは現実的ではない」と話している。
 
 今季のネッツは欠場者の続出によりこの順位に甘んじているが、デュラントやアービングを筆頭にタレントは揃っており、プレーインを勝ち抜いて下位シードに食い込み、次々とアップセットを起こす可能性は十二分にある。プレーオフを勝ち上がれば勝ち上がるほどシモンズの調整に猶予が生まれ、復帰への準備も整うだろう。

 ただ、いくらシモンズがリーグ有数の実力者とはいえ、今季1試合もプレーしていない選手を、イースト決勝やNBAファイナルといった大舞台でぶっつけ本番で起用するのはかなりのギャンブルだ。

 はたして今季のプレーオフで、シモンズがネッツ優勝のラストピースとしてコートに立つことはあるのだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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