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【Bリーグ】宇都宮が琉球を下して2017年以来のリーグ王者に!エース比江島がゲームハイの24得点!<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.05.29

比江島は大舞台でゲームハイの24得点を叩き出し、宇都宮を5年ぶりの優勝に導いた。(C)B.LEAGUE

 5月29日、東京体育館で宇都宮ブレックスと琉球ゴールデンキングスのBリーグ ファイナル第2戦が行なわれた。

 宇都宮が優勝に王手をかけて迎えた第2戦、初戦で17得点をマークしたエースの比江島慎や、鵤誠司の3ポイントなどで宇都宮は9-0とスタートダッシュに成功。一方の琉球は岸本隆一の3ポイント、ジャック・クーリーのインサイドプレーで少しずつ得点を重ねていくが、序盤の点差が響き、第1クォーターは21-12と宇都宮のリードで終えた。

 第2クォーター、琉球はドウェイン・エバンスのダンク、アレン・ダーラムの3ポイントで反撃を試みるものの、慌てない宇都宮はジョシュ・スコットの連続得点で30-17と13点差をつける。それでも琉球は岸本のペイントアタック、終盤にはセカンドチャンスから今村佳太が3ポイントを決め、30-38と第1クォーターから1点を詰めて前半を終了。
 
 後半序盤、琉球はクーリーとエバンスのスコアで2点差に迫る。宇都宮も比江島の3ポイントと鵤の3ポイントプレーで再び点差を広げるが、後のない琉球はエバンスがこのクォーターで12得点をあげ、残り1分30秒に54-52と逆転に成功する。リードを奪われた宇都宮だったが、宇都宮は最終盤にフィーラーの長距離砲で55-54と再び逆転して最終クォーターへ。

 勝負の第4クォーター、宇都宮は比江島の4得点を含む、6-0のランで61-54とリードを拡大。琉球はタイムアウト後にクーリーのティップインで初得点も、宇都宮は優勝経験者の渡邉裕規の3ポイントで8点差に。

 一時10点差をつけられた琉球だったが、今村のレイアップ、足を痛めて一時ベンチに下がった岸本の3ポイントで63-68と5点差、ダーラムの3ポイントプレーで2点差とする。ただ宇都宮は2点リードの残り50秒、エースの比江島がクーリーのファウルを受けながらもシュートを決めてフリースローも成功。

 その後、宇都宮は再び比江島がフリースローを沈め、最後はコー・フリッピンからボールを奪いレイアップでフィニッシュし、82-75で試合終了。宇都宮がBリーグ初年度の2016-17シーズン以来(当時は栃木ブレックス)、5年ぶりのBリーグ王座に就いた。

 ゲームハイの24得点を叩き出した比江島は試合後、涙を浮かべながら「すごい嬉しいです。チーム一丸となってこの2試合戦ってこれた結果」と喜びを語った。

構成●ダンクシュート編集部
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