毎年夏に開催されているNBAサマーリーグは、ルーキーや実績の乏しい若手、プロ入りを目指す無名選手にとって格好のアピールの場となる。ここでの活躍がNBAでの成功に直結するわけではないが、サマーリーグで自身の名を売ってNBAでブレイクする選手も少なくない。
そんななか、米専門サイト『Hoops Hype』が、サマーリーグの平均得点ランキングTOP20を紹介。今回は10位~1位までお届けする。(※ラスベガス大会が対象、所属は当時、情報は2022年7月10日時点)
■サマーリーグ得点ランキングTOP20
10位:カイル・クーズマ(レイカーズ)21.9点
9位:ジェイレン・ノーウェル(ウルブズ)22.5点
8位:トレ・ジョーンズ(スパーズ)22.8点
7位:ジョン・ウォール(ウィザーズ)23.5点
6位:アンソニー・ランドルフ(ウォリアーズ)23.5点
5位:ジェリッド・ベイレス(ブレイザーズ)23.9点
4位:ニキール・アレキサンダー・ウォーカー(ペリカンズ)24.3点
3位:ルー・ウィリアムズ(シクサーズ)25.2点
2位:デイミアン・リラード(ブレイザーズ)26.5点
1位:キャメロン・トーマス(ネッツ)27.5点
クーズマはドラフト直後の2017年のサマーリーグで躍動。非凡なオフェンス力でチームを優勝に導き、チャンピオンシップのMVPに選ばれている。なお、当時のチームにはアレックス・カルーソや大会MVPのロンゾ・ボール(ともに現ブルズ)、ブランドン・イングラム(現ペリカンズ)、イビツァ・ズバッツ(現クリッパーズ)がいた。
ドラフト2巡目指名のノーウェルとジョーンズは昨年の大会に出場。ともにジェイデン・マクダニエルズ(ウルブズ)、デビン・ヴァッセル(スパーズ)という1巡目指名選手を抑えてチーム得点王になったほか、大会のランキングでも前者5位、後者は4位にランクし、首脳陣に実力をアピールした。
10年大会に参戦したウォールは、持ち味のスピードを生かした突破から次々と得点を稼ぎ、平均23.5点で得点王、さらに平均7.8アシストも1位で大会MVPに輝き、同年ドラフト1位の実力を遺憾なく見せつけた。
08年のドラフトでともに1巡目指名を受けたランドルフ(14位)とベイレス(11位)は08、09年に出場し、後者は08年に大会MVPに選ばれた。この活躍で将来を嘱望された2人だったがNBAでは伸び悩み、ベイレスは11年間で8チームに在籍、ランドルフは6年間で4チームを転々とし、16年からはスペインのレアル・マドリ―でプレーしている。
現在ジャズに在籍しているアレキサンダー・ウォーカーはペリカンズのメンバーとして参戦した19年に、大会3位の平均24.3点を奪取。ヒートとの準々決勝では34得点を奪い、自身の名を売ることに成功した。
現役では数少ない高卒選手のウィリアムズが出場したのは、プロ2年目終了後の07年大会。当時20歳のガードは5試合で平均25点以上を叩き出すと、翌年にはNBAのシクサーズで平均11.5点をマーク。以降は14シーズン連続で平均2桁得点を稼ぎ、最優秀シックスマン賞に3度選ばれるなど、リーグ屈指のスーパーサブとなった。
若手時代から得点力は頭ひとつ抜けていたリラードは、デビュー前に出場した12年に平均26.5点、5.3アシストをあげ、カワイ・レナード(当時スパーズ/平均25.0点)やジミー・バトラー(当時ブルズ/平均20.8点)を抑え、得点王&大会MVPに選出。「大学時代と同じように高得点を稼ぐ自信はある」というコメント通りの好パフォーマンスを披露した。
並みいる実力者を抑え、1位に輝いたのはネッツのトーマスだ。日本の神奈川県で生を受けた20歳のスコアラーは、昨年、得意の個人技で平均27.0点と爆発し、デイビオン・ミッチェル(キングス)とともに大会MVPに。今年も平均28.0点とハイレベルなプレーでチームを牽引。NBA2年目となる来季のブレイクが期待される。
構成●ダンクシュート編集部
そんななか、米専門サイト『Hoops Hype』が、サマーリーグの平均得点ランキングTOP20を紹介。今回は10位~1位までお届けする。(※ラスベガス大会が対象、所属は当時、情報は2022年7月10日時点)
■サマーリーグ得点ランキングTOP20
10位:カイル・クーズマ(レイカーズ)21.9点
9位:ジェイレン・ノーウェル(ウルブズ)22.5点
8位:トレ・ジョーンズ(スパーズ)22.8点
7位:ジョン・ウォール(ウィザーズ)23.5点
6位:アンソニー・ランドルフ(ウォリアーズ)23.5点
5位:ジェリッド・ベイレス(ブレイザーズ)23.9点
4位:ニキール・アレキサンダー・ウォーカー(ペリカンズ)24.3点
3位:ルー・ウィリアムズ(シクサーズ)25.2点
2位:デイミアン・リラード(ブレイザーズ)26.5点
1位:キャメロン・トーマス(ネッツ)27.5点
クーズマはドラフト直後の2017年のサマーリーグで躍動。非凡なオフェンス力でチームを優勝に導き、チャンピオンシップのMVPに選ばれている。なお、当時のチームにはアレックス・カルーソや大会MVPのロンゾ・ボール(ともに現ブルズ)、ブランドン・イングラム(現ペリカンズ)、イビツァ・ズバッツ(現クリッパーズ)がいた。
ドラフト2巡目指名のノーウェルとジョーンズは昨年の大会に出場。ともにジェイデン・マクダニエルズ(ウルブズ)、デビン・ヴァッセル(スパーズ)という1巡目指名選手を抑えてチーム得点王になったほか、大会のランキングでも前者5位、後者は4位にランクし、首脳陣に実力をアピールした。
10年大会に参戦したウォールは、持ち味のスピードを生かした突破から次々と得点を稼ぎ、平均23.5点で得点王、さらに平均7.8アシストも1位で大会MVPに輝き、同年ドラフト1位の実力を遺憾なく見せつけた。
08年のドラフトでともに1巡目指名を受けたランドルフ(14位)とベイレス(11位)は08、09年に出場し、後者は08年に大会MVPに選ばれた。この活躍で将来を嘱望された2人だったがNBAでは伸び悩み、ベイレスは11年間で8チームに在籍、ランドルフは6年間で4チームを転々とし、16年からはスペインのレアル・マドリ―でプレーしている。
現在ジャズに在籍しているアレキサンダー・ウォーカーはペリカンズのメンバーとして参戦した19年に、大会3位の平均24.3点を奪取。ヒートとの準々決勝では34得点を奪い、自身の名を売ることに成功した。
現役では数少ない高卒選手のウィリアムズが出場したのは、プロ2年目終了後の07年大会。当時20歳のガードは5試合で平均25点以上を叩き出すと、翌年にはNBAのシクサーズで平均11.5点をマーク。以降は14シーズン連続で平均2桁得点を稼ぎ、最優秀シックスマン賞に3度選ばれるなど、リーグ屈指のスーパーサブとなった。
若手時代から得点力は頭ひとつ抜けていたリラードは、デビュー前に出場した12年に平均26.5点、5.3アシストをあげ、カワイ・レナード(当時スパーズ/平均25.0点)やジミー・バトラー(当時ブルズ/平均20.8点)を抑え、得点王&大会MVPに選出。「大学時代と同じように高得点を稼ぐ自信はある」というコメント通りの好パフォーマンスを披露した。
並みいる実力者を抑え、1位に輝いたのはネッツのトーマスだ。日本の神奈川県で生を受けた20歳のスコアラーは、昨年、得意の個人技で平均27.0点と爆発し、デイビオン・ミッチェル(キングス)とともに大会MVPに。今年も平均28.0点とハイレベルなプレーでチームを牽引。NBA2年目となる来季のブレイクが期待される。
構成●ダンクシュート編集部
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