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昨季の優勝は「過去のこと」ウォリアーズのトンプソン&グリーンが連覇に向けて意欲。周囲の過小評価には「黙るべき」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.09.26

今季の連覇に向けて、トンプソン(左)とグリーン(右)が意気込みを語った。(C)Getty Images

 現地時間9月25日(日本時間26日、日付は以下同)、ゴールデンステイト・ウォリアーズがメディアデーを開催し、選手たちが写真撮影や会見に応じた。

 昨季4年ぶりにNBAチャンピオンの座に就いたウォリアーズは、通算7度目の優勝を成し遂げたことで、シカゴ・ブルズ(6度)を抜き史上3位に浮上。今季は2017、18年以来、フランチャイズ史上2度目の連覇を目指して戦っていく。

「昨シーズンに成し遂げたことについて、このチームのみんなが誇らしく思っていると僕は見ている。でも、それはもう過去のこと。偉大な選手たちというのは貪欲さを保つものなんだ。僕らはみんな、"どうして自分たちはさらなる優勝を勝ち取りたいのか?"というのを(今季の)モチベーションにしている。初めて優勝した選手たちも戻ってきたし、彼らがまた(リーグ制覇を)味わいたいことは知っているよ」

 今季のゴールを優勝と掲げたクレイ・トンプソンは、会見でそうコメント。NBAで連覇を狙えるというこの状況を誇らしく語っていた。
 
「僕としては……まぁたぶんステフ(ステフィン・カリー)やアンドレ(イグダーラ)、ドレイモンド(グリーン)もそうだろうけど……。5度(以上)もチャンピオンになった選手たちは少ないんだ。だからその機会があること、というかその機会そのものだね。それを狙えることは本当に特別なことなのさ」

 だがウォリアーズの連覇——カリーとトンプソン、グリーンのビッグ3体制で5度目の優勝を飾ること——に対し、疑問の声があるのも事実。だがヴォーカルリーダーを務めるグリーンは「『"俺たちがまた優勝できる"と人々は思っていない』という意見は、俺たちにとって適切とはかけ離れているな。誰だろうとそんな考えがあるなら黙るべきだ。だってそれはポジティブなことじゃないだろ」と自信を口にしていた。

 はたしてウォリアーズは連覇を達成し、現体制で5度目の優勝を勝ち取ることができるのか。

文●秋山裕之(フリーライター)

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