ロサンゼルス・レイカーズは、2022-23シーズン開幕を前に不安材料を露呈している。所属2年目を迎えるラッセル・ウエストブルックがチームの輪を乱すような行動が目に付くからだ。
元NFL選手で現在はスポーツアナリストとして活躍するシャノン・シャープは、レイカーズとウエストブルックは決別すべきだと主張している。
レイカーズは昨季、レギュラーシーズン33勝49敗でカンファレンス11位に終わり、プレーイントーナメントにさえ進出できなかった。
レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスがケガで長期離脱があったことも低迷の要因だったが、トレードで加入したウエストブルックが平均18.5点、7.4リバウンド、7.1アシストという成績こそ残したものの、まったくフィットできなかったのが大きく響いた。
ウエストブルックは今夏、4700万ドル(約70億円)のプレーヤーを行使して残留。レイカーズ2年目に向けて、9月のメディアデーでは「俺はまだ終わっちゃいない。試合でミスをするだろう。いい試合や、いいプレーができないこともたまにある。昨季はもっといいプレーができたかもしれない試合もあったが、それは俺の責任だ。今年は、例年よりもしっかりと準備ができているから、(新シーズンが)すごく楽しみなんだ。どんな苦境も乗り越えられると思う」と前向きなコメントを残していた。
しかし、プレシーズン5試合目となった現地時間10月12日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦で騒動が発生。
ウエストブルックが試合前にチーム全員が組むハドルに加わろうとせず、ベンチに残っていたのだ。試合中にも新加入のパトリック・ベバリーがコート上の5人を集めてハドルを組もうとした際にも無視し、デイビスに促されても両ヒザに手を当てて動かない姿勢を示した。
10月18日にゴールデンステイト・ウォリアーズとの開幕戦を控えるなかで、背信行為とも言えるウエストブルックの振る舞いを受け、シャープは米メディア『UNDISPUTED』の番組「Skip and Shannon」で「私の意見は、多くのレイカーズファンの思いを代弁していると思う。レイカーズはラスとの関係を断ち切る準備はできている。ラスはレイカーでありたくない。お互いに求め合っていないんだ」と持論を展開した。
「ラスがボールを持つと不安になる。良くないことが起こるからテレビを消したくなるし、フラストレーションが溜まる。レイカーズは間違いを犯した。ラスはレイカーズに行きたいという思いを持つ間違いを犯した。これじゃあ上手くはいかない。ウエストブルックがこのチームにいる限り、レイカーズはチャンピオンシップを獲得することも、争うこともできない。ラスがセカンドユニットでの役割を受け入れれば、何か価値を見出せるかもしれない。でも、別々の道を歩むことになれば、そのほうがいい」
ウエストブルックの控え起用は昨季も話題には上がったが、結局はすべてスタメン出場だった。ダービン・ハム新ヘッドコーチがどのように手綱を握るのか、重要なポイントになりそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
元NFL選手で現在はスポーツアナリストとして活躍するシャノン・シャープは、レイカーズとウエストブルックは決別すべきだと主張している。
レイカーズは昨季、レギュラーシーズン33勝49敗でカンファレンス11位に終わり、プレーイントーナメントにさえ進出できなかった。
レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスがケガで長期離脱があったことも低迷の要因だったが、トレードで加入したウエストブルックが平均18.5点、7.4リバウンド、7.1アシストという成績こそ残したものの、まったくフィットできなかったのが大きく響いた。
ウエストブルックは今夏、4700万ドル(約70億円)のプレーヤーを行使して残留。レイカーズ2年目に向けて、9月のメディアデーでは「俺はまだ終わっちゃいない。試合でミスをするだろう。いい試合や、いいプレーができないこともたまにある。昨季はもっといいプレーができたかもしれない試合もあったが、それは俺の責任だ。今年は、例年よりもしっかりと準備ができているから、(新シーズンが)すごく楽しみなんだ。どんな苦境も乗り越えられると思う」と前向きなコメントを残していた。
しかし、プレシーズン5試合目となった現地時間10月12日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦で騒動が発生。
ウエストブルックが試合前にチーム全員が組むハドルに加わろうとせず、ベンチに残っていたのだ。試合中にも新加入のパトリック・ベバリーがコート上の5人を集めてハドルを組もうとした際にも無視し、デイビスに促されても両ヒザに手を当てて動かない姿勢を示した。
10月18日にゴールデンステイト・ウォリアーズとの開幕戦を控えるなかで、背信行為とも言えるウエストブルックの振る舞いを受け、シャープは米メディア『UNDISPUTED』の番組「Skip and Shannon」で「私の意見は、多くのレイカーズファンの思いを代弁していると思う。レイカーズはラスとの関係を断ち切る準備はできている。ラスはレイカーでありたくない。お互いに求め合っていないんだ」と持論を展開した。
「ラスがボールを持つと不安になる。良くないことが起こるからテレビを消したくなるし、フラストレーションが溜まる。レイカーズは間違いを犯した。ラスはレイカーズに行きたいという思いを持つ間違いを犯した。これじゃあ上手くはいかない。ウエストブルックがこのチームにいる限り、レイカーズはチャンピオンシップを獲得することも、争うこともできない。ラスがセカンドユニットでの役割を受け入れれば、何か価値を見出せるかもしれない。でも、別々の道を歩むことになれば、そのほうがいい」
ウエストブルックの控え起用は昨季も話題には上がったが、結局はすべてスタメン出場だった。ダービン・ハム新ヘッドコーチがどのように手綱を握るのか、重要なポイントになりそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
関連記事
- 「ラスは責任を負わなかった」残留したウエストブルックの“2年目の正直”に現地記者は懐疑の目「自身を何も変えようとしなかった」<DUNKSHOOT>
- 「信じられないほど愚か」レイカーズの運営を有名パーソナリティが酷評。ウエストブルックの残留にも「困惑してる」<DUNKSHOOT>
- 「俺は気楽な男で、誰にも恨みはない」ウエストブルックにとってベバリーは“親友の1人”「常にリスペクトがある」<DUNKSHOOT>
- 「彼との旅路を楽しみにしている」レブロンが加入2年目のウエストブルックにエール「俺は彼のすぐそばにいる」<DUNKSHOOT>
- 「俺はまだ終わっちゃいない」今季の逆襲に向け闘志を燃やすウエストブルック。ビッグ3に関しても「俺たちはアンストッパブル」<DUNKSHOOT>