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渡邊雄太が3ポイント成功率でNBA全体3位にランクイン!自身初の規定到達、驚異の57.9%<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.11.06

今季好調の3ポイントは19本放って11本命中。成功率57.9%でNBA全体3位にランクしている。(C)Getty Images

 NBA5年目を迎えた渡邊雄太が快進撃を続けている。

 現地時間11月5日、ブルックリン・ネッツの渡邊は敵地シャーロット・ホーネッツとの一戦で約23分間出場し、8得点(フィールドゴール3/6、3ポイント2/4)、3リバウンド、3アシスト、2スティールを記録。今季最多の14得点(フィールドゴール6/8、3ポイント2/3)、8リバウンドと躍動した前日のワシントン・ウィザーズ戦に続き、2夜連続で勝利に貢献した。

 今季の好調を支えているのは、持ち前の守備力はもちろん、本人いわく「入る気しかしない」という抜群のシュートタッチにほかならない。

 ケビン・デュラントというリーグ最高クラスのスコアラーがいるネッツにおいて、攻撃時の渡邊の主な役割は限られたチャンスで的確に3ポイントシュートを決めること。

 開幕3試合(出場は2試合)こそ2本を放って成功ゼロに終わったものの、4試合目のミルウォーキー・バックス戦から直近のシャーロット・ホーネッツ戦まで、なんと7試合連続成功。しかもその間、全試合で成功率50%を上回るという高位安定ぶりだ。
 
 開幕から10試合を終えた時点での渡邊の3ポイント成功率は驚異の57.9%(19本中11本成功)。NBAではスタッツごとに規定数が設けられており、3ポイント成功率の場合は「1試合につき1本成功」、つまり「シーズン82試合で82本以上の成功」が条件となる。

 過去4シーズンは安定した出場機会を得られなかった渡邊だが、今季はネッツでローテーションの座を掴み、先述のウィザーズ戦で初めて3ポイント成功率の規定に到達。現時点でNBA全体の堂々3位にランクされている。

 なお、昨季のリーグ1位はロサンゼルス・クリッパーズのルーク・ケナードで44.9%。毎年44~48%あたりがタイトル獲得のボーダーラインになっている。今季はまだ開幕1か月とあって上位陣の数字は上振れが目立つものの、この調子でシーズンを戦い続けられればタイトル争いも可能だ。

 今やネッツに欠かせない「3&D」となりつつある渡邊。今後の活躍からも目が離せない。

 以下は、11月5日終了時点の3ポイント成功率ランキングだ。
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11月5日時点のNBA3ポイント成功率ランキング