10月中旬に開幕した2022-23シーズンは、各チームとも10試合前後を消化。そのなかで、ロサンゼルス・レイカーズのラッセル・ウエストブルックほど評価が乱高下している選手はいないだろう。
昨季王者ゴールデンステイト・ウォリアーズとの開幕戦こそ19得点、11リバウンドをマークしたものの、ロサンゼルス・クリッパーズとの翌戦は11本放ったショットをすべて外し2得点、続くポートランド・トレイルブレイザーズ戦もフィールドゴール4/15で10得点と不発。
最初の3試合を終えた時点の成績は平均10.3点、6.7リバウンド、4.3アシスト、フィールドゴール成功率28.9%(11/38)、3ポイント成功に至ってはわずか8.3%(1/12)とまるでシュートが入らず。完全なノーマークにされながらもショットを決められなかったほか、数字に残らない部分のミスも目立ち、レイカーズが3連敗を喫した一番の戦犯として大バッシングを浴びた。
この苦境のなか、チームはある大きな決断を下す。昨季まで出場した1021試合のうち、1004試合に先発出場してきたウエストブルックのベンチ起用。しかしこの荒療治が“Mr.トリプルダブル”を蘇らせた。
シックスマンとしてベンチからエナジーを注入し、エネルギッシュなプレーでセカンドユニットを牽引。配置転換された10月28日(日本時間29日、日付は以下同)以降のスタッツは平均18.8点、5.8リバウンド、7.2アシストをマークしているほか、フィールドゴール成功率50.0%(33/66)、3ポイント成功率45.5%(10/22)とショットの状態も上回ってきている。
このウエストブルックの復活劇に、見事な掌返しを見せたのがほかでもないレイカーズファンだ。これまで散々批判してきたにもかかわらず、26得点をマークした11月4日のユタ・ジャズ戦、さらに19得点、10アシストを記録した6日のクリーブランド・キャバリアーズ戦と、フリースローラインに立ったウエストブルックに対し2試合続けて“MVPチャント”を送っている。
ただ——ウエストブルックが本調子を取り戻しつつあるにもかかわらず、レイカーズはここまで2勝7敗、ウエストブルックの配置転換後も2勝3敗と波に乗り切れずにいる。はたしてここからレイカーズは、復活した元MVPを起爆剤として浮上することができるのだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
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昨季王者ゴールデンステイト・ウォリアーズとの開幕戦こそ19得点、11リバウンドをマークしたものの、ロサンゼルス・クリッパーズとの翌戦は11本放ったショットをすべて外し2得点、続くポートランド・トレイルブレイザーズ戦もフィールドゴール4/15で10得点と不発。
最初の3試合を終えた時点の成績は平均10.3点、6.7リバウンド、4.3アシスト、フィールドゴール成功率28.9%(11/38)、3ポイント成功に至ってはわずか8.3%(1/12)とまるでシュートが入らず。完全なノーマークにされながらもショットを決められなかったほか、数字に残らない部分のミスも目立ち、レイカーズが3連敗を喫した一番の戦犯として大バッシングを浴びた。
この苦境のなか、チームはある大きな決断を下す。昨季まで出場した1021試合のうち、1004試合に先発出場してきたウエストブルックのベンチ起用。しかしこの荒療治が“Mr.トリプルダブル”を蘇らせた。
シックスマンとしてベンチからエナジーを注入し、エネルギッシュなプレーでセカンドユニットを牽引。配置転換された10月28日(日本時間29日、日付は以下同)以降のスタッツは平均18.8点、5.8リバウンド、7.2アシストをマークしているほか、フィールドゴール成功率50.0%(33/66)、3ポイント成功率45.5%(10/22)とショットの状態も上回ってきている。
このウエストブルックの復活劇に、見事な掌返しを見せたのがほかでもないレイカーズファンだ。これまで散々批判してきたにもかかわらず、26得点をマークした11月4日のユタ・ジャズ戦、さらに19得点、10アシストを記録した6日のクリーブランド・キャバリアーズ戦と、フリースローラインに立ったウエストブルックに対し2試合続けて“MVPチャント”を送っている。
ただ——ウエストブルックが本調子を取り戻しつつあるにもかかわらず、レイカーズはここまで2勝7敗、ウエストブルックの配置転換後も2勝3敗と波に乗り切れずにいる。はたしてここからレイカーズは、復活した元MVPを起爆剤として浮上することができるのだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
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