ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは、今季で節目となるキャリア20シーズン目を迎えた。12月30日に38歳を迎える大ベテランだが、今シーズンもチームの牽引役を務めている。
現地時間11月7日のユタ・ジャズ戦こそ欠場も、ここまで9試合の出場で平均36.1分、24.3点、8.9リバウンド、7.1アシストを記録。プレータイムに得点、アシストはチームトップで、リバウンドもチーム2位と、レイカーズにとって依然として不可欠な選手となっている。
だが、今季もレイカーズは低迷。レブロン以外にもアンソニー・デイビス、ラッセル・ウエストブルックというスーパースターを擁しながら、開幕10試合を終えて2勝8敗(勝率20.0%)で、ウエスタン・カンファレンス14位に沈んでいる。
もちろん、レギュラーシーズンはまだ始まったばかりで、レイカーズの選手やコーチ陣、フロント、それにファンもこのチームがこのまま低空飛行でシーズンを終えるとは信じていないだろう。
ただ、クリーブランド・キャバリアーズで2016年にレブロンらと共にチャンピオンシップを勝ち取った元NBA選手のリチャード・ジェファーソンの目には、レブロンが今オフに決断した動きは“キャリアで最大の過ち”に映っているようだ。
9日に公開された米放送局『ESPN』の番組内で、アナリストを務めるジェファーソンはこう話していた。
「彼とは話していないけど、僕にはあの延長契約が彼のキャリアにおいて最大の過ちだと思う。LAにやってきて、チャンピオンシップも勝ち取った。でも夏に延長契約を結んでしまったことに、僕は混乱している。彼がそうしたのは、あの球団にコミットしていたからなんだと思う」
レブロンは2018年夏にフリーエージェントとしてキャブズからレイカーズへ移籍。デイビスとともに20年にリーグを制し、球団史上17度目の優勝をもたらした。
だが一昨季はプレーオフ1回戦敗退、昨季に関してはウエスト11位の33勝49敗(勝率40.2%)と低迷していた。
にもかかわらず、レブロンは今年8月にレイカーズと2年9710万ドル(当時のレートで約133億270万円)の延長契約を締結。息子ブロニーとNBAのコートでプレーすることを目標に掲げるレブロンにとって、この延長契約によってその目標が実現する可能性が高まったことは間違いない。
それでも、これまで数々の栄冠を手にしてきた男にとって、このままレイカーズが低迷を続ければ、そのキャリアに傷がつくとジェファーソンは感じているのだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
現地時間11月7日のユタ・ジャズ戦こそ欠場も、ここまで9試合の出場で平均36.1分、24.3点、8.9リバウンド、7.1アシストを記録。プレータイムに得点、アシストはチームトップで、リバウンドもチーム2位と、レイカーズにとって依然として不可欠な選手となっている。
だが、今季もレイカーズは低迷。レブロン以外にもアンソニー・デイビス、ラッセル・ウエストブルックというスーパースターを擁しながら、開幕10試合を終えて2勝8敗(勝率20.0%)で、ウエスタン・カンファレンス14位に沈んでいる。
もちろん、レギュラーシーズンはまだ始まったばかりで、レイカーズの選手やコーチ陣、フロント、それにファンもこのチームがこのまま低空飛行でシーズンを終えるとは信じていないだろう。
ただ、クリーブランド・キャバリアーズで2016年にレブロンらと共にチャンピオンシップを勝ち取った元NBA選手のリチャード・ジェファーソンの目には、レブロンが今オフに決断した動きは“キャリアで最大の過ち”に映っているようだ。
9日に公開された米放送局『ESPN』の番組内で、アナリストを務めるジェファーソンはこう話していた。
「彼とは話していないけど、僕にはあの延長契約が彼のキャリアにおいて最大の過ちだと思う。LAにやってきて、チャンピオンシップも勝ち取った。でも夏に延長契約を結んでしまったことに、僕は混乱している。彼がそうしたのは、あの球団にコミットしていたからなんだと思う」
レブロンは2018年夏にフリーエージェントとしてキャブズからレイカーズへ移籍。デイビスとともに20年にリーグを制し、球団史上17度目の優勝をもたらした。
だが一昨季はプレーオフ1回戦敗退、昨季に関してはウエスト11位の33勝49敗(勝率40.2%)と低迷していた。
にもかかわらず、レブロンは今年8月にレイカーズと2年9710万ドル(当時のレートで約133億270万円)の延長契約を締結。息子ブロニーとNBAのコートでプレーすることを目標に掲げるレブロンにとって、この延長契約によってその目標が実現する可能性が高まったことは間違いない。
それでも、これまで数々の栄冠を手にしてきた男にとって、このままレイカーズが低迷を続ければ、そのキャリアに傷がつくとジェファーソンは感じているのだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)